secret修正入ります!2

□楽しい日々を過ごす方法
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沖矢の車でスーパーに買い出しに行った帰りの車内、名前はふと疑問に思ったことを聞いてみた。



『昴さんはよくバーボンを買ってらっしゃいますがお好きなのですか?』

「いえ、それほど好きではありませんが、今無性に飲みたい時期でして・・・」

『それは・・・』




ちらっと沖矢の方を見てこう続けた。




『バーボンが動くからですか?』




沖矢はふっと笑って目を細めた。




「君はそんなことまで知っているのか」

『私は出来れば知りたくはないのですよ。危ないことに首を突っ込む気もないのです。ですが江戸川さんが勝手に教えてくるのですよ』

「ほー、あの坊やが」











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買い物から戻り沖矢と二人で昼食の支度をしていると、ドタドタとコナンが駆け込んできた。




『そんなに急いでどうされたんです?』




ぜーはーぜーはーと息を吐くコナンに名前は駆け寄った。




「オメーも知ってるだろ?おっちゃんの弟子になった安室さん」

『蘭ちゃん達が話していた人ですね?』

「あぁ、あの人がバーボンだったんだよ!!」




だからおめぇーも気をつけろよ!近づくんじゃねーぞ!とひとり騒ぐコナンを後目にほらっ!とコナンを指差し沖矢を見る名前。





「成程」





そんな二人にコナンは首を傾げるのであった。













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『それでは行ってきます』

「気をつけて行ってらっしゃい」




午後からの稽古に向けて自然と速くなる足取り。




安室さんか・・・。




どんな人物なのだろうか?




蘭ちゃん達は爽やかなイケメンだと豪語していた。




江戸川さんは近づくなと言っていたけどそれは無理だろう。




何故なら、江戸川さんがいるからだ。




江戸川さんがいる限り厄介なことに巻き込まれない、だなんてことはあり得ないのだ。




何故なら?江戸川さんが近くで、そばに居るからです!













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今日の稽古はいつもより早く終わった。



夕飯は何にしようかな。




そういえば千曲川警部の新シリーズの放送日今夜だったな、録画しようかな昴さんと一緒に見ようかなあの人も推理物好きだしなーと考えていると、自宅前に宅配業者のトラックが目に入った。




その前には真っ白なスポーツカーも停まっている。




あれはMaZDaのFDか。




マツダ・・・。




そう言えばあの人の名前も・・・。




名前は背負っていた竹刀を構え、こっそりとトラックに近づいた。




「譲ってくれませんか?傷つけたくないので」




男の声と子供の声が聞こえる。




あの声は歩美ちゃん?




ぎゅっと竹刀を持つ手に力が入る。




「うるせー!近づくなよ!近づくとこいつの命はないぞ!!」




名前は犯人らしき男の背後に忍び寄り、竹刀で一思いに男の向こう脛を叩いた。




その瞬間痛みにのたうち回る犯人の隙を見てスポーツカーの持ち主らしき男が歩美を保護した。




「お兄さんありがとう!名前ちゃんも助けてくれてありがとう!」

「名前でかしたぞ!」

「お前ずげーぞ!」

「名前ちゃんかっこよかったです!」

「やるわね」

『皆さんお怪我はありませんか?』

「あぁ大丈夫だ」




友人たちの無事を確認していると男が一人近づいてきた。




「それじゃあコナン君、悪いけど後頼んだよ」




そう言って名前を一瞥し車に乗り込んだ。




『江戸川さん、あの人は?』

「あの人が安室さんだ」

『では、、』

「あぁ、アイツがバーボンだ」



20170319
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