secret修正入ります!2
□楽しい日々を過ごす方法
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「名前、お前今夜は博士の家に行ってくれ!いいか?連絡するまで帰ってくるんじゃねーぞ!」
今朝江戸川さんから言われた為、学校帰りに灰原さんと阿笠邸にお邪魔した。
多分今夜何か起こるのだと思う。
でもハラハラしているのは江戸川さんだけで、ちょこまかと家中を走り回る彼を昴さんは落ち着け坊やと言っていた。
『灰原さん、今夜のマカデミーショーは江戸川さんのお父様がノミネートされているのですよ』
「あら、それは見る価値ありそうね」
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沖矢昴が赤井だと自信があったのに全くの別人だった。
ベルモットやキールだけでなく、我が公安の協力もあったのに・・・。
どこでどう間違った。
いや、そんなことはもうどうでもいい。
今一番に確かなことは、赤井秀一が生きているということだ。
それにあの少女、名前ちゃん。
沖矢昴が赤井の変装ではないとするなら、沖矢昴と名前ちゃんの関係が気になる。
蘭さん達が言うには親子でも親戚でもない、赤の他人らしい。
あんな胡散臭い男と名前ちゃんが同じ屋根の下で暮らすとは。
もしかしたら誘拐という可能性も考えられる。
ここは一警察官として黙って見ているわけにはいかないな。
赤井の件が落ち着いた今、時間はたっぷりあるんだ。
なーに、焦ることはないさ。
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あの後工藤邸に戻ってみると、江戸川さんがやつれた顔で安室さんは味方だと言った。
『公安ですか・・・』
「ああ、でも良かったぜ。心強い味方が出来て!」
「それでは私は帰るからな。新一、あまり無理をするなよ」
「わーってるよ!母さんによろしくな」
「ああ、と言っても有希子は早朝に戻って来るだろう?」
「あーそうだった」
「有希子に感謝するんだぞ」
「へーへー」
「ところで名前君、何か困ったことや不自由はないかい?」
『大丈夫です。皆さん良くして下さいますので』
「そうか・・・。ふむ、新一が迷惑かけていないかい?」
「おい!」
『いいえ、新一君にはいつもお世話になってます』
「ははは、そうかそうか」
「おい、とーさん時間いいのか?」
「おっと、もうこんな時間か。名前君、うちの愚息を頼んだよ」
『はい、お任せ下さい』
「おいおい」
20170619