secret修正入ります!2

□酒乱猫と少女と取り巻き
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先生と諸伏を宥めて名前はようやく工藤邸へ辿り着いた。




『あっ!どうしよう!鍵持ってない!』



お家入れないよーと言う名前に先生が噛み付いた。



「何ー!グラタンはどうすのだ!私のグラタン!!」

『ごめんね先生・・・今日は野宿かも』

「何たることだ!」




グラタングラタンと騒ぐ先生に諸伏が声をかけた。



「だったら家に来ないか?」








「さあ、入って」

『お邪魔します』



諸伏に誘われた名前は兄か蘭に連絡しようかと思ったのだが、それよりも先に先生が走り出してしまったため、しょうがなくお世話になることにしたのだ。




律儀に靴を揃える名前の横を先生が邪魔するぞーと駆け入った。



『あっ!先生足拭かないと駄目だよ』



名前は先生を捕まえると諸伏に案内された風呂場で先生の足を洗うことにした。



「どうせなら名前ちゃんも入っちゃいなよ」

『え、、私は、、その、、着替え持ってないから』

「着替えくらい貸すよ」




だから入ってきなと言う諸伏に促され名前は渋々脱衣所の戸を閉めた。






風呂からあがり着替えようとした名前は下着が無くなっていることに気付いた。



「洗濯しているみたいだな」



洗濯機の上でガタガタと揺られながら先生が言う。



『えーどうしよう・・・』



下着のあった場所には真っ白なブラウスしかない。



男物の為丈は太股まであるが、屈んだり手を挙げれば見えてしまいようだ。




『んー、なんとか留められた』



先生見ないでねと後ろを向きブラウスを羽織った名前だが、胸のせいでボタンに手間取ってしまった。




「それで出て行くのか?」

『嫌だけど、、いつまでもここに居たらヒロ君に心配されちゃうよ』




意を決して脱衣所の扉に手を掛けた時、ガチャッと外から扉が開かれた。




『ほぇっ』

「大丈夫?」



ドアノブに手を掛けたままだった名前はそのまま前のめりになり、抱き止められるように支えられた名前はおずおずと顔を上げた。



諸伏は涙目で下から見上げてくる名前に一瞬デレっとしそうになった。



今の名前の姿は裸の上にブラウス一枚の為胸の突起が微かに透けて見えるうえに豊満な胸のお陰で突起の状態が丸分かりだ。



自分から離れようと腕の中でもぞもぞと動く名前の豊かな胸が当たっていることに気付き、諸伏はより一層名前を強く抱きしめた。




『あ、あの、、ヒロ君』

「んー?」




諸伏は首筋に顔を近づけ、舌でぺろっと舐めた。



『んっ』



名前は必死に声を出さないように唇を噛んだ。



諸伏からの刺激を避けようと動くにつれ胸の突起が布を擦り名前の口から甘い声が漏れる。



『んっ、、あっ』



諸伏の手が背中をつーっと撫でる度、びくびくと体が震える。



そのまま手が前にこようとした時、ひかりと共に大きな白い龍のようなものが現れた。



「そこまでだ!」

「あだっ」



がぷりと頭を噛まれ、諸伏は気を失った。




「大丈夫か名前」

『せん、、せ、、ありがとう』



震える体を両手で抱きしめ、名前は先生に微笑んだ。



20170328
先生の本当の名前は斑。
猫は仮の姿です。
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