secret修正入ります!2

□めぐを守り隊!
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<ACT1.変態現る!>



「めぐちゃーん!めぐちゃーん!めぐめぐぅ(はーと)」

「ぎゃー源造こっちくんな!」



またやってる、源造君も懲りないなーと名前は内心ため息をついた。



「もー源造君!女の子追いかけちゃ駄目なんだよ!」

「どうして?」

「男の子が女の子追いかけたらストーカーになっちゃうよ!」

「名前!オレは男だって言ってるだろ」

「めぐちゃん?昔はそうでも、今は女の子なの。だから少しぐらい女の子らしくしないと」

「例えば?」

「例えばー・・・」


と、名前は源造に抱きつき上目使いで言った。



「源造君少しは名前のことも構って!」

「ぐはあっ!」



源造は盛大に鼻血を吹きだしぶっ倒れた。



「ありゃ?源造君大丈夫?」

「名前、お前よくそんなの出来るな。オレには無理だぞ」

「抱き付いただけなのに」

「それより早くしねーと遅刻だぞ!」

「源造君どうする?」

「あいつはほっとけ」




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「おはよー美木」

「おはよー」

「二人ともおはよう。今日は遅いのね?」



日直で二人より早く来ていた美木が遅刻ぎりぎりなんて珍しいと呟いた。



「朝から源造の奴に捕まったのだ」

「あらーついてない」

「今日はしつこかったよね」

「お陰で朝っぱらから疲れたぜ」

「お疲れ様」



HRが終わり、源造が来たのは二時間目の終わりだった。



「酷いよめぐー。置いて行くなんてあんまりだー!」

「うるせー!鼻血出してぶっ倒れたお前が悪い!」

「しょうがないじゃん。あれは不可抗力だ!」


と言い、源造は名前を見た。



「ん?なーに?」



当の本人はキョトンとした顔で二人を見た。



「(まぁ、お前の気持ちも分からんでもない。あれは流石にな)」

「(だろ?柔らかいものが当たって、、あ、やべ)」



また鼻血を垂らす源造に恵は冷ややかな視線を送るのだった。






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五時間目の体育の為、名前のクラスは更衣室で着替えていた。



「今日の体育何すんだー?」

「ドッジボールだってー」

「痛いの嫌だな」

「ははは、名前は運動音痴だもんな!」

「大丈夫よ!めぐと私で守ってあげるから!」

「ありがとう」



その時、室内に微かにシャッター音響いた。




「何今の音」

「カシャってしたよね?」

「確かあの窓の方」



と、恵は窓のある方へと近づいて行った。



「開けるぞ」

「うん」

「え?待って!」



私まだ服着てないと上半身下着姿の名前は咄嗟に体操服で前を隠した。




「安田!?お前そんな所で何してるんだ?」

「め、恵さん!あ、い、嫌その」

「安田君さては覗き」

「滅相もございません!僕はただ恵さんの着替え姿を一枚心のシャッターに収めたくてですね」

「それを覗きってゆーんだ!」

「女の子の着替え覗くなんて酷いわ!」

「美木さん、誤解です!誤解なんです」



わーわー喚く安田は恵たちの後ろで顔を赤らめる名前を捉えた。



「あ、あれは名前さんの生肌」

「こら見るな変態!」



恵は名前に前から抱き付いた。




「おおっ!恵さんと名前さんのツーショット!」



天使が二人いる天使が舞い降りたと言いながら安田はゆっくりと後ろに倒れるのであった。

20170405
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