マイソロ2

□トドカナイ記憶
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最近ボクは世界樹を飛び出した。というのもリティを助けることが目的だったんだが、思ったよりも人手は足りているという。

ボクの出番なくね?

なんて考えてもしたけど、せっかくだからこの『アドリビトム』ってのをもう少し楽しもうと思う。



「とゆーわけで、人数も増えてきたので、部屋替えをしようと思います」

その案を突然出してきたのは船長であるチャットだった。

「夜中にバカ騒ぎをする人達がいるからやめて欲しいと苦情がきまして。その人達には何度言ってもやめる気配がないので、部屋の場所を変えることにしました」

「……」

そのバカ騒ぎをしているであろう本人達は苦味を潰したような顔で沈黙していた。

「ボクは来たばっかだし、誰でも構わねーよ」

正直、誰がどんな奴かなんてわかんねぇしな。

「じゃあオレ、スパーダとね」

「あ?待った。それはダメ。許さん」

「何でだよ!」

リティの思わぬ発言についつい口を出してしまう。だってさーあいつと一緒ってのがなぁ?

「あいつはケダモノだぞ?あんな奴の近くになんてお前を置いて置けるか」

「へぇ…誰がケダモノだって?上等じゃねェかコラッ!!」

「ぬ……そうやって喧嘩ふっかけてくんなよっ!」

「仕掛けてんのはそっちじゃねェかッ!」

「あーもーお前ら静かにしろよ…。部屋なんて何でもいいじゃねーか」

ボクとスパーダの戦いを止めた黒髪ロン毛の男…確かユーリだっけか?
 
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