無双
□初恋?(趙→姜)
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「おはようございます。趙雲どの」
「お、おはよう」
"彼"と話す時、どうしても一言詰まってしまう。
理由は…わからない。
別に"彼"が嫌いだとか、そんなことはない…筈だ。
「どうかしましたか?」
ハッと我に返ると、"彼"が心配そうに顔を覗き込んでいた。
「あ、すまない。何でもないんだ」
「そうですか?では私は丞相に呼ばれているので」
にっこりと笑い私の前から去っていく"彼"。
…かわいい。
ハッ!いや!そんな訳無いだろ趙雲!!何を考えているんだ私は?
相手は男!完全に男!
男に惚れるなど…いや、しかし…。
「お前…道端で何踊ってんだ?張コウにでも弟子入りしたか?」
私が暴れ(?)ながら考えていると馬超が後ろから話かけてきた。
まったくコイツは…。
「馬超…ここは道ではない。廊下だ」
「いや!つっこむのそこかよ!!」
馬超はいったい何を言っているんだ?それに道と廊下を間違えるとはダメな奴だ。
「何か用か?」
「…まずその変なポーズを止めてくれ」
ハッ!(本日三度目)私としたことがいつの間にこんなポーズを!!
勢い余って武○士のダンスでもしてしまったのか!!
むぅ…不覚。
変なポーズを直し、再度馬超の話を聞いてやることにした。
しかし眠いな(-_-)zzz
これじゃあ立ったまま寝てしまう。
「いい加減俺と話してくれよ…」
さて私と馬超。
何を話したかと言うと
これだ
1
2
3
ってやだなぁ馬超☆
ベ○トハ○スじゃないんだからさ〜。
「で何用?」
何故か白い目でこちらを見てくるが、そんなの気にしない。
「…お前あいつに…姜維に惚れただろ?」
「…は?」
「おぉい!!そこで『は?』はねーだろ!!」
「いや、しかし…今そんな訳無いと考えていたし…」
正直驚いた。どうしてこんなにわかりにくい私の事を、すぐにわかってしまうんだ?
実は馬超って凄い!?
宇宙人だったりして(感激!!)
「いいか趙雲。この乱世に男も女もない!!何もしないで待つばかりでは取られてしまうぞ!!」
ば、馬超…なんてかっこいいんだ!!こいつのこと尊敬するの初めてだ。