口の悪い人魚姫

□第三章 未知との遭遇
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前回のあらすじ
非常口飯田


「今日のヒーロー基礎学だが…俺とオールマイト、そしてもう一人の三人体制で見ることになった」

「なった」…変更されたような言い方だな…

「ハーイ!なにするんですか!?」
「災害水難なんでもござれ。人命救助訓練だ!!」
「レスキュー…今回も大変そうだな」
「ねー!」
「バカおめーこれこそヒーローの本分だぜ!?鳴るぜ!!腕が!!」
「水難なら私の独壇場ケロケロ」
「私も水場なら活躍できるんだけどなあ…ま
あ、陸上にあがると動けなくなるけど」
「今回コスチュームの着用は各自の判断でかまわない。中には活動を限定するコスチュームもあるだろうからな。訓練場は少し離れた場所にあるからバスに乗っていく。以上、準備開始」


「バスの席順でスムーズに行くように番号順に2列で並ぼう!」
「飯田くん絶好調だな〜あ、勝己隣いい?」
「勝手にしろ」

私って勝己以外とあんまり話さないよな…友達作らねば。

「派手で強えっつたらやっぱ轟と爆豪だな」
切島君あたりから始まった各々の個性談義。
「よかったね、勝己」
「ケッ」

褒められてるのに全然うれしくないのかよ。

「爆豪ちゃんはキレてばっかだから人気出なさそ」
「んだとコラ!出すわ!!」
「うるさいよ」
「ホラ」
「この付き合いの浅さで既にクソを下水で煮込んだような性格と認定されるってすげぇよ」
「てめぇのボキャブラリーは何だコラ!殺すぞ!!」

あの勝己がいじられてる…!雄英凄い…

「もう着くぞ。いい加減にしとけよ…」
「ハイ!!」



「すっげー!!USJかよ!!?」

どこかのアミューズメントパークみたい…

「水難事故、土砂災害、火事…etc…あらゆる事故や災害を想定し、僕がつくった演習場です。その名も…ウソの災害や事故ルーム!!」

あ、ホンマモンのUSJだ。

「えー始める前にお小言を1つ2つ…3つ…4つ…」

増えてる…

13号先生の話はすばらしかった。(長いので割愛)

「そんじゃあまずは………?」
「…………!」
「一塊になって動くな!!」
「え?」

命を救える訓練時間に私達の目の前に現れた。

「何だありゃ!?また入試の時みたいなもう始まってんぞパターン?」

「動くな、あれは敵だ!!!」




途方もない悪意。
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