口の悪い人魚姫

□第二章 デクVSかっちゃん
1ページ/4ページ

前回のあらすじ
大好きだよコノヤロー!!

雄英の一日はこうだ。
午前は必修科目・英語などの普通授業!
※ただし、授業を行うのはテレビでもよく見るプロヒーロー

「んじゃ、次の英文のうち間違っているのは?おらエヴィバディヘンズアップ盛り上がれー!!」

結構普通。

昼は大食堂で一流の料理を安価で頂ける!

「白米に落ち着くよね、最終的に!!」

そして午後の授業、ヒーロー基礎学!!

「わーたーしーがー!!普通にドアから来た!!」
「オールマイトだ……!すげぇや本当に先生やってるんだな…!!!」

今年から雄英の教師として働くことになった『平和の象徴』オールマイト。
私達幼なじみ三人の共通の憧れのヒーロー。

「銀時代のコスチュームだ……!画風が違いすぎて鳥肌が…」

画風が違うとか…メタいな!!

「ヒーロー基礎学!ヒーローの素地を作るため様々な訓練を行う科目だ!!単位数も多いぞ。早速だが今日はコレ!!戦闘訓練!!!!」

相澤先生の時もそうだけど、本当に早速過ぎやしないか。

「そしてそいつに伴って…こちら!!入学前に送ってもらった『個性届』と『要望』沿ってあつらえた…戦闘服!!」
「おおおおおお!!!!!!」

私ってどんなの書いたっけ…

「着替えたら順次グラウンドβに集まるんだ!!」
「はーい!!!」



おー全身防水…マイクも人魚っぽい…
他の女子を見るとパツパツだったり露出が多かったりと…
ちゃんと要望書いておいて良かった。
更衣室を出て早速目に入る目立った戦闘服。

「!勝己!うわー…全身爆弾」

別に笑いはしないけど、勝己らしいね、その全身爆弾戦闘服。

「てめーは随分質素だな」
「防水優先するとこうなるのよ…」
「始めようか有精卵共!!!戦闘訓練のお時間だ!!!」

あ、出久はオールマイトみたいな耳の奴してる…地に足ついた感じで出久らしいな。

「いいじゃないか、皆。カッコイイぜ!!」
「先生!ここは入試の演習場ですが、また市街地演習を行うのでしょうか!?」

全身重装備の人は飯田君だったのか。顔見えないとわからないものだね。

「いいや!もう二歩先に踏み込む!屋内での対人戦闘さ!!敵退治は主に屋内で見られるが、統計で言えば屋内の方が凶悪敵出現率は高いんだ」

雑魚は目立つために外出るからな。

「監 禁、軟禁、裏商売…このヒーロー飽和社会ゲフン真に賢しい敵は屋内に潜む
君らにはこれから『敵組』と『ヒーロー組』に分かれて2対2の屋内線を行ってもらう!!」

基礎訓練もなしにやるのか…

「勝敗のシステムはどうなりますの?」
「ぶっ飛ばしてもいいんすか」
「相澤先生みたいな除籍とかあるんですか…?」
「うちのクラス一人余りますけど〜?」
「別れるとはどのような分かれ方をすればよろしいですか」
「このマントヤバくない?」
「んんん〜〜〜聖徳太子ィィ!!!」

うん、こんなに次々に言われたら聖徳太子を欲しくなるのも無理もない。
でも、勝己と青山のはおかしいぞ、なんか色々。
因みに設定はかなりアメリカン。核だよ、核出てきちゃってるよ。
オールマイトカンペ見てた。

「コンビ及び対戦相手はくじだ!」
「適当なのですか!?」
「プロは他事務所のヒーローと急造チーム作ることだってあるから、そう言う事じゃないかな…」
「そうか!先を見据えた計らい…失礼いたしました!」
「いいよ!!早くやろ!!」


チーム分けの結果、私はJチーム。
切島君と瀬呂君だ。

「よろしく…!私、魚住奏」
「俺は切島鋭児郎な!」
「瀬呂範太。よろしく」
「二人の個性は?あ、私のは『人魚』。怪我ならすぐ治るし、私の血を飲めばすぐに治せる。歌声で人を惑わすことも出来るし…あとは、今回意味ないけど、水中だと人魚になれます」
「俺は単純な硬化。一応最強の矛にも盾にもなれるぜ」
「俺はテープ。肘から伸ばして色々出来る」

いい人そうでよかった…

「続いて最初の対戦相手はこいつらだ!!Aコンビが『ヒーロー』!!Ⅾコンビが『敵』だ!!」

Aは出久とお茶子ちゃん…Dは勝己と飯田くんか…

「うわちゃー」

最悪じゃん…色々と…
次へ
前の章へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ