口の悪い人魚姫

□第四章 うなれ体育祭
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前回のあらすじ
公開プロポーズ


敵襲撃の翌日は臨時休校になった。

そして…

「皆ー!!朝のHRが始まる。席につけー!」
「ついてるよ。ついてねーのおめーだけだ」
「飯田君、今日も絶好調なり…」

元気に飯田君が委員長をしている。いつも通りの光景だ。

「おはよう」
「相澤先生復帰早ええええ!!!!」
「先生無事だったのですね!!」
「無事言うんかなぁ…アレ…」

すっげーヨロヨロだし…ミイラ男みたい……

「俺の安否はどうでもいい。何より戦いは終わってねぇ」
「!?」
「戦い?」
「まさか…」
「まだ敵がーーー!!!?」
「雄英体育祭が迫っている!」
「くそ学校っぽいの来たあああ!!」

雄英体育祭……確かプロも見に来るすごい奴だっけ…?

「待って待って!敵に侵入されたばっかなのに大丈夫なんですか!?」

確かに、敵の個性もあったのは仕方ないけど…これは流石に………

「逆に開催することで雄英の危機管理体制が磐石だと示す…って考えらしい。警備は例年の5倍に強化するそうだ。何より雄英体育祭は…最大のチャンス。敵ごときで中止していい催しじゃねえ」

入学式はやらなかったくせに……
雄英の体育祭って昔のオリンピックとやらにも負けないんだね。凄いね。初めて知った。

「当然全国のトップヒーローも観ますのよ。スカウト目的でね!」
「ヒーロー…あー…お兄ちゃん来たら面倒な事になるぞ……これ……」

兄が旗持って応援するのが目に浮かぶ…いや、あの人も一応ヒーローなんだからその辺わきまえているといいんだけど。

「当然名のあるヒーロー事務所に入った方が経験値も話題姓も高くなる。時間は有限。プロに見込まれればその場で将来が拓けるワケだ。年に一回……計3回だけのチャンス。ヒーロー志すなら絶対にはずせないイベントだ」


昼休み――――

「そう言えばよ〜USJで魚住の所に走ってきた人って……」

お昼の準備をしていると切島君が話しかけてきた。

「あーー私の兄だね。まだ新人ヒーローだけど…『スノーマン』……」
「やっぱりか!!てか、何で爆豪と仲悪いんだ?」
「なんでだろ……ねえ、勝己何で?」
「俺に聞くな」
「昔っからずっと、あんなだけど……」
「まあ、何となく予想はつくけどな…」
「え、何!?」
「魚住関係なのは確かだな」
「?私に?」
「(え、何魚住ってば無自覚なのか?てか、こいつら付き合ってんのか!?)」
「奏」
「ん?」
「飯行くぞ」
「あ、うん…」

勝己ってば昔からこの話になると喋らなくなるなぁ。いつも以上に黙るし機嫌悪いし。

「なあ、瀬呂」
「何」
「あの二人って付き合ってんの?」
「俺に聞くなや」
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