愛を繋ぐ。
□第1章
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11歳になって私はアカデミーを卒業した。
他の人よりは早い卒業となった。
同じ班にはうちはシスイ。
お互いの祖父母の縁から昔から仲がいい。
「センと同じ班か。やっぱ縁あるな〜」
「シスイくんは私より年下なのに同期なんだよね・・・」
「他の奴らよりは早いだろ。」
「あはは・・・それもそうだね。」
「じゃあ、これから改めてよろしくな。セン。」
私とシスイくんはいつも任務の後、うちはの集落にある森でイタチと修行。
今年アカデミーに入学したイタチは優秀すぎてすでに卒業が決まっていた。
かのはたけカカシに並ぶ卒業の早さだ。
「イタチ、アカデミーで友達とか出来たか?」
「いや・・・」
「もったいないわよ、それ。人生として・・・」
「でも・・・話しかけてくれた人はいた。」
「誰!?誰!?」
「うちは・・・イズミ・・・」
うちはイズミ・・・
「その子、九尾の事件でうちはに戻ってきた家の子だな。」
「へーイタチ〜数少ない出会いになるだろうから、大切にしなさいね〜」
私はそう言ってイタチの頭を撫でた(髪をかき回した)。
「やめてくれ・・・姉さん・・・」
嫌がって私の手を振り払おうとするイタチに私は笑いかけた。