この的も貴方の心も射抜いてあげましょう。

□MONSTER GENERATiON
2ページ/11ページ

結実がIDOLiSH7のマネージャー補佐の仕事を始めてから数日―――

「困ったなぁ…」

大神が頭を抱えていた。

「どうかしたんですか?万理さん。」
「いや、この調子だと、今月のお弁当代が足りなくなりそうでね…」
「育ち盛りの高校生で、環はよく食べますしね…」
「お姉ちゃん、大神さん、どうかしましたか?」

紡とレッスンを終わらせてきたらしい大和が事務所に入ってきた。

「それがかくかくしかじかで…」
「なるほどなぁ。」
「―――?お姉ちゃん、どうかしたの?」

結実が黙って考え込んでいたのに紡が気が付いた。

「万理さん、ようは金があればいいんでしょ?」
「まあ、端的に言うと、そうなるね。」

結実がもう一度思考をめぐらすと、言葉を発した。

「私ならできると思うよ…金稼ぐの。」
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ