風は。

□風は。
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軽くリボーンと談笑を済ませると本題に入る。

「獄寺君のお姉さん...」
「確かに似てんな〜」
「で、私もどうしてここに呼ばれたのかよくわかんないんだけど。リボーン説明してよ。」
「ツナ、さっきも言った通りこいつはボンゴレのヒットマン。そして、お前のファミリーになる奴だ。」
「あーやっぱりそれなんだね。ホントに十代目候補のファミリー集めてんのね。いいよ。」
「いいんですか!?」

綱吉が驚く。

「うん、 『あそこ』抜けてから正確な所属がなかったからこれで立場もはっきりするし丁度いいよ。」
「こいつはかなり強えんだ。俺のお墨付きだ。」

世界一のヒットマンに褒めてもらえて光栄です。

「銃の扱いなら群を抜いてる愛銃は...」
「自動銃かな。リボルバーはあんま弾数ないし。消音器使えないから好まない。」
「最近の武器はハニートラップだったか。」
「母さん譲りのピアノの腕で標的魅了して落としてるだけ。」
「ツナ、お前も何かーつくらい、覚えるといいぞ。」
「ナイフ投げに剣術、体術なら教えられるよ〜」
「結構です!!お、俺はマフィアのボスになんてならないからな!!」

おー噂通りの否定派。

「でも、護身用に覚えとくのもいいよ〜」
「大丈夫ですよ!」
「そうそうだ。隼人私しばらく日本にいるからアンタの部屋で住むね。明日には荷物届くから。」
「んなあっ!?」

また私と一緒にいられるんだから喜びなさいよ。

「ナイフ投げ …そのラインナップは…」
「リボーン、あの五年間は隼人には話してないの。だから言わないでいて。」
「ああ。」
「それにしても、ーーその話ビア姉が流したの?もー個人情報流出だよ〜」

ー瞬見せた真剣な表情と打って変わってコロコロと笑う。

「お前はよく表情筋が仕事をするな。」
「あははよく言われるよー。」

こうして私は大なく小なく並が良い並盛町の住人となった。
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