名探偵コナン・短編夢

□アカマダラ
1ページ/2ページ







ーーーーーーーーーーカランカラン…


小洒落た酒屋で一杯呑んでいた私



『…』


「……」


ガタ…


図々しくも私の隣に座ってきた男


別に他人という訳では無い


…が……




「……おい、いつまでしらばっくれる気だ」


この男を引き寄せるため
私はあえてこんな態度をとる


「おい、ロゼ」


今日もタバコの香りをまとわせている
隣にいるだけで感じれるあなたの香り
…たまらなく素敵


………まぁ…そんなこと
絶対に言ってやらないけど


『…私が忙しいこと知ってるくせに
わざわざこんなとこに呼び出すなんて
…くだらない事だったら殺すわよ?ジン』


ようやく隣にいる彼の方を向くと
かなりお怒りの様子


理由はわかっている



「俺があれほど言った忠告を
なぜ守らなかった」


カチャ…

テーブルの下で
ベレッタの銃口を私の脚に突きつけてくる


『撃ってもいいわよ?
ただ、あなたの私利私欲のために
私を戦闘不能にして
あの方があなたに何の罰も与えない…
とは考えにくいけれどね』

あの方に一目置かれている私は
その特権とばかりに都合のいいように振る舞う


飲みかけの酒を口に運び
私がそう告げると
舌打ちをしてベレッタをしまった


「その酒も挑発のつもりか?
……くだらねぇな」


『あら、私は好きよ?バーボン』


にやりと笑って見せると
彼は立ち上がり私の腕を引いて店を出た









−−−−−−−−−−−−−−−−







『はぁ……まったく…』


無理やり連れてこられたかと思えば
ラブホテル

「…で、なんでてめぇはバーボンと寝たんだ」


ドンッ


壁に追いやられ彼が壁に手をつくことによって
逃げ場を失い
上から見下ろされる

『…寝た?なんのことかしら?』

「…ハッ、体で言わねぇとわからねぇのかよ」


チュッ…クチュ……

『んっ…ぅ……』

顎を掴まれ
無理やり口内を舌でこじ開けられて
互いに舌を絡ませる

ゴロワーズの苦味がやけに癖になるキス
たまらなく好き


『ん…はぁ……ジ…ン…』

キスの合間に名前を呼ぶと
ジンの方から口を離した


「…話の続きだ
れい、てめぇは俺の女
……そうだろ?」

『そうなの?
ごめんなさいね、初耳だわ』


シュッ パシッ

感じ取った殺気にすぐさま対応した


『女を殴ろうなんて…イケナイ人ね』

「だれも本気で殴ろうとなんてしてねぇさ」


"ウソツキ"

こんなに重たい拳を止めたのは久々よ

『まさか…バーボンに嫉妬してるの?』

煽るようにして言うと
彼の眉が少し動いた


「…うるせえ口だ」


そう言って、また深くキスをしてきた
噛み付くような…深い、深いキス
思わず意識が飛びそうになる


ビリッビリッ…


服を引き裂かれ胸元が露出すると
手が滑り込んできて私の胸を揉みしだく


『ベッドまで我慢もできないの?
…今のあなた、まるでケモノね』

「ハッ、そのケモノに欲情してんのは
ケモノ以下ってことか?」


なぁ?
と言いながら胸の頂きを捻られ、潰される

ビクンと反応してしまい
彼はそれを見て満足そうに笑う


「ヤツとヤった時もこうだったんだろ?」

細い指で腰から下にかけて撫で回される

『だから…
バーボンと私がいつ寝たっていうのよ…』


「仕事で組むってのは知ってたからな
…ウォッカと跡をつけてたんだよ」


下着の隙間から指が入ってくる


『…それで?』


「男と女がホテル入ってやることと言えば
ソレしかねぇだろって言ってんだ」

指で蜜部を撫でられ
自然とソコも濡れてくる


『それはどうかしら?』


グチュッ…


『っ……』

生意気な口を聞くと
いきなり二本も入れられた


「てめぇは、俺の女だ
何度も言わせんじゃねぇ」

グチュッ…ズチュッ…

わざと音を立てているのか
やけに水音が響く

彼の言葉は
私を興奮はさせる材料でしかない


『ぁっ……っ…くっ…』


イきそうになり
脚を震わしていると手を引き抜かれる


「どうした?物欲しそうな顔しやがって」


『…別に…』


目を逸らすと
服を全て剥ぎ取られ全裸にされた


「仕置きだ、もう挿れるぞ」

そう言い、彼は自身を取り出すと
私の脚を持ち上げた

『ホントは余裕が無いんでしょ?
素直に言いなさいよ』

「仕置きだって言ってんだろっ」

グチュッ

『んぁっ!』

無理矢理に捩じ込まれたソレ
休む暇もなく腰を打ちつけてくる


「くっ…締めつけは相変わらずだな…」


少し歪んだその顔に
たまらなく愛しさを感じる







.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ