名探偵コナン・短編夢

□歪み
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…いつからだろうか






『…それでね!今日はバーボンと組んで…』







俺が酷く歪んでしまったのは






『…って、聞いてる?』


「あぁ、聞いている」



れいは帰ってくると
いつも今日あった出来事を話す

…しかし、その内容はたいてい男の話


初めの頃は聞いていたが
こうも毎日続くとさすがの俺でも嫌気がさす


だかられいの話なんて聞いてやしない





楽しげに語るれいだが…
自分以外の男の話などに
耳を傾けるなんてことは
無駄なこととしか思えない




『もうさ!
バーボンったら私には彼氏がいるってのに
やたらとベタベタするのよ
なんなのかしらね〜』



「ホー…」




呆れながら笑う彼女をよそに
俺はタバコに火をつけた


俺からしてみれば
全然笑えない話だということを
れいは知らない



『あ、あとバーボンがね!
私の腰引き寄せてなんて言ったと思う!?』


「…さぁな」


『僕じゃあダメですか?…って!
…もう私パニックになっちゃってね、
凄くオドオドしてたら無理やりキスまでされて
驚いたのなんのって…』



「…そうか」




それを聞いて俺は
あまり吸っていないタバコを
灰皿に捨て


カーペットの上に座っていたれいを押し倒した





『わっ…ちょっと…ライ?』


彼女は
俺が組織にいた頃から時の癖で
未だに俺をライと呼ぶ


同じFBI捜査官の仲間だというのに
変な癖がついたまま治らないようだ



「俺はもう組織の人間…ライではない
…秀一、と呼べと言ったはずだ」


『…秀一…』



そうだ、それでいい




『んっ!』



れいの唇を無理やり奪って
服をはだけさせていく



『ふ…んはぁっ
秀一…こんな所じゃダメだよっ…』



押し返してくるれいの手を
頭の上で一つに纏め
近くにあったタオルで縛った


『ちょっと…!何!?』


「…大人しくしていろ」


はだけたブラウスの中へ手を入れて
下着越しに胸を揉みしだく


『どうしたの、ねぇ…怒ってるの!?』


「…」



悪いな、れい
…今日こそは優しく出来そうもない



ビリビリッ…ビリビリッ



『きゃっ…!』


服も下着も全て引き裂いて
上かられいを見下ろした


今までこんな事をしてきた事がないため
若干震えているのがわかる



「…度が過ぎた罰だ」


『えっ、な、何の度が過ぎたの…?』


れいの質問には答えず
俺は胸の突起を口に含んで舌で転がしながら
両手で胸を揉む


『や、だぁ…』


身体を捩って
快感から逃れようとしているのだろうが
俺には誘っているようにしか見えない



「…そうやって嫌がるフリをして
本当はバーボンの事も誘ったんだろう?」

胸の突起を摘みながら見つめると
少し跳ねて顔を歪めた


『誘う…?何のこと!?』


「…その鈍感さのことだ」


スッ…



『やっ…そこはっ…』


下半身へと手を伸ばし
大切な部分を撫で上げる


「なんだ、濡れてるじゃないか
いつからだ…?」


『し、知らないっ』

「…まさかバーボンとヤった後か?
だとしたら…本当に手加減なしだな」


グチュッ


『っやあ!!』


少し濡れていたところに
指をいきなり二本入れた


「ほら、答えろ
いつから濡れていたんだ
本当にバーボンとヤったのか?」


わざとれいの感じる所を弄り続ける


グチュッグチュ…グチュッ

『ひっ…あっ…ヤって…な、いっ……!』


「…信じられんな」


酷く冷たい目をして見下ろす

指の動きは止めない


『だ、だめっ…イっちゃ…っ……!』



「おっ…と、まだイかせはしないぞ」


クチュ…


イく寸前で指を引き抜くと
透明な糸をひいていた



『っ…なんで…』


涙目で見上げてくるれいだが
今の俺に慈悲の心などない


俺はズボンのチャックを開けて
自身を取り出し
少し入り口に擦りつけた後すぐに挿入した



『…い、痛いよ…』


「っ、はぁ…随分と締りがいいな…」



間髪入れずに腰を振り続けると

次第に甘い声が聞こえ、滑りも良くなってきた


『は、はぁ…秀一…こわ…い…』


涙を浮かばせている彼女の顔



こんな表情を知っているのは
俺だけだという優越感が俺を欲情させる







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