名探偵コナン・短編夢

□歪み
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『っ…秀一…イきそう…だよ…』

かよわい声でそう告げ
顔を横に向けて目をそらすれい



「…そうか…なら俺の顔を見てイけ」


ぐいっと無理やりこちらを向かせ
激しくピストンを繰り返す



『っ、ひ、ぁぁあ!』


「…俺もっ……っ!……はぁ…」



ナカへ注ぎ込み引き抜くと
コポッと音を立てて白い液体が出てきた







『…ひっ…く……』


「…れい?」



横を向いているれいの顔を覗き込むと
涙でぐちゃぐちゃになっていた



「…すまなかったな」




ぎゅっと抱きしめると
ボソッと『タオルのけて…』
と呟いたので、のけてやると
れいはすぐに抱きついてきた




『秀一……こわかったよ…』


泣きじゃくりながら
抱きしめる力が強くなるれい


「…本当にすまなかった…
…れい、お前が他の男の話をする度に
いつもいつも俺は耐えられなかったんだ


それが…今日…
とうとう抑えられなくなって…」




『…そう…だったの…ごめんなさい、私…』



「れいが俺から
他の男の所へ行ってしまうのではないかと
時々…不安になるんだ」



『…秀一』





するとれいは俺に軽くキスをしてきた



『私は秀一のものだよ?
だから…他の男の所になんか行かないよ?』


「…れい」





するとれいはようやく泣きやみ
はにかんだ笑みを見せた



俺はそれに応えるように優しく笑った





























−−−−−−−−−−−−−−−









…いつからだろうか






『じゃあ今日も組織でがんばってくるね』








俺が酷く……歪んでしまったのは








「…どこへだ?」





『…え?
今日もバーボンと…』









…カシャン




『…秀一…なに…してるの…?』





…カシャン



俺はれいの片方の手首に手錠をし
もう片方は俺の手首へと繋げた











「…れい…




これからはずっと…一緒だぞ?」




『っ……!?』









歪むほどに…愛おしい気持ち…




れいなら…わかってくれるよな?












Fin.
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