長編(仮)

□第1話
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桜井「初めまして。乃木坂46の桜井玲香です」

「一宮しおんです。よろしくお願いします」

菅井「はっ初めまして!けやきじゃか46の菅井友香です!」


おお…これはなかなかどうして…可愛い
けやきじゃか…ご飯に合いそう


菅井「あっすいません!」

「いえ(笑)よろしくお願いします。一宮です」

マネ「菅井は一宮の大ファンでして…コラボの話が上がった時からずっとこの調子なんです」

「えっそうなんですか。それは嬉しいです。ありがとうございます」


正直俺はテレビに出ないとかなんとか生意気なことばっか言ってるからアンチも多い
だからファンの存在は素直に嬉しい


桜井「うちのグループにも一宮さんのファンは大勢いて…」

「本当にありがとうございます。俺も今回みなさんのライブを見て今回のコラボを決めたんです。それぐらい乃木坂さんも欅坂も素晴らしいライブとパフォーマンスをされていると思います。すいません上からで…」

桜井「そんな…すごい嬉しいです!ね!菅井ちゃん」

菅井「はい!ありがとうございます」


うーん。菅井さんはやっぱり緊張してるな
でもまぁこれから先少しずつほぐれて行くか


―――――――――――――――――――
菅井side

ええええええええどうしよう
一宮さんって生だとこんなかっこいいの?いやもちろんライブでもすごくかっこいいんだけどこの距離で見るとまた破壊力が凄いっていうかええとうまく喋んないとこれから先みんなと橋渡ししないといけないし!ええとええとええととりあえず仲良くならないと!

「あの…連絡先交換しましょう!」

桜井「………え?」

一宮「あ、はい。大丈夫ですけど」


ワタシハナニヲイッテルノ?


「あ、すいません!いきなり失礼ですよね…」

マネ「何言ってんだ菅井!すいません一宮さんちょっと舞い上がってるみたいで」

一宮「いえいえ(笑)それに桜井さんと菅井さんには今後質問する事も多いと思うのでその方が都合がいいです」


えっもしかして交換できちゃったりする?


桜井「良かったね菅井ちゃん」ボソッ

「はい…」


あああああ
連絡先交換しちゃった…
しちゃったよ土生ちゃん!


秋元「どうやらファーストコンタクトは上手くいったみたいですね…それじゃあ2人とも今日はこの辺で」


桜井さんと部屋を後にした後も
私はぼーっとてしまっていた


もう少し一緒にいたかったな…
でもこれからお仕事とはいえ一緒にいられるから…それにしても…かっこよかったな…


桜井「もしかして菅井ちゃん…likeじゃなくてloveになっちゃってない?」

「えっ私ですか?」

桜井「まぁ確かにあれは惚れるな…うちの恋愛免疫ついてない子たちが何人落とされることか…」

「いやいやいや私はただファンなだけで…」

桜井「先輩はお見通しなのだ〜ぼやぼやしてたら先輩も参戦しちゃうぞ?」

「も〜桜井さん辞めてくださいよ〜」


そんな事を言いながら口では分かっていた
今日会うまでは憧れであった感情が
明らかに愛情に傾いた事を
だって…かっこよすぎだし…優しかったし…
でもだいぶ気持ち悪い態度取っちゃった〜


―――――――――――――――――――
一宮side

秋元「2人はどうですか?」

「魅力的ですね。桜井さんからは経験に裏付けされた余裕を感じました。菅井さんは経験は桜井さんに及ばないでしょうが、人を惹きつけるまっすぐさがある。2人とも人を引っ張るというより人が自然とついていく…いいキャプテンだと思います」

秋元「やはり君は恐ろしい…今何歳だい?」

「もうすぐ20になります」

秋元「じゃあ齋藤飛鳥辺りと同い年になるのか」


その後も秋元さんから出てくる話は
どれもとても面白かった


「それじゃそろそろ…」

秋元「すまない。つい話し込んでしまった」

「いえ。とてもいい時間でした」

秋元「まだコラボの事は公表しません。まずメンバー達には伝えますがブログにも書かせないように徹底します、だからまず一宮にはメンバーと交流を深めてもらいたい。その中で彼女達にも一宮さんにもいい影響があればと」

加藤「もしどこかから漏れた場合は?」

「別にその時はいいでしょう、そんなすぐにはバレないでしょうしその時はそれから曲を作ればいい話です」

「とりあえず俺の当面の予定はみなさんと仲良くなる事…ですね?」

秋元「そうしていただきたい」

加藤「こいつ私生活大分だらしないんで…大丈夫か?しっかりしろよ?」

「…人見知りなんですが頑張ります…」


美少女集団と仲良くなる仕事…
正直ワクワクしていた
桜井さんも菅井さんも生で見るとやっぱりめっちゃ可愛かったしな…
よし!頑張ろう
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