創作物語
□序章
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西野side
私は乃木坂46のメンバーであり「スパイ」である。
なんでこんなことしてるかって?
私の目的は1つ。"お金"だ。
母の病気を治すため大金が必要なんだ。
だけど、私にはそんなお金はない。
そこである組織から話を持ちかけられた。
「スパイをやらないか」と。
最初はそんなことできるわけないと断った。
だけど、ミッションをクリアすると大金が手に入ることを知る。
内容を簡潔に説明すると、白石麻衣のスクープを撮ること。
白石麻衣の世間一般の評判は高い。
それを少しでも崩せば良いとのこと。
私はもちろん断った。
流石にメンバーを犠牲にはできない。
だけど、組織の者はこう言う。
「なにを躊躇う?白石を少し犠牲にするだけでお金が手に入るんだぞ?お母さんの命は良いのか?別に白石は死ぬわけでもない。少しのゴシップでいいんだ。例えば男と歩いていただけでも。」
と追い討ちをかけられる。
心が揺らいだ。少しだけなら。
まいやんには申し訳ないけど、ほんの少しのゴシップでいいなら…
それでお金が手に入るなら。
「……やります」
私は答えた。
その日から私の「スパイ」としての生活が始まったのだった。