リクエスト小説

□彼女の本性
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白石×高山


私はかずみんと付き合っている。

ユニットを組んでから急激に仲良くなっていつの間にか惹かれていた。

だけどよくわからない。
ハグもキスも全部私から。
かずみんは受け入れてくれているけど自分からする気配はない。

本当はどうなんだろう。
かずみんは優しいから断れないんじゃないか。
いろいろなことが頭をよぎる。
正直に言うと不安だし怖い。


今日はかずみんの家で一緒にご飯を食ている。

高山「ん〜〜!やっぱり、まいやんのご飯は美味しいね〜〜!」

かずみんは笑顔でご飯を食べている。

「よかったー!!」

高山「この味付けめっちゃいいよ〜!わたしこれ好きだ!!」

「あはは、ちょっと褒めすぎじゃない?まぁありがとう笑」

高山「わたし幸せ者だな〜〜」

満面の笑みを浮かべている。
本当に可愛い。仕草も全て。

そして食べ終わりお風呂も済ませて寝る準備をする。

「一緒に寝よっか」

高山「…うん」

かずみんのギリギリまで近くまでくっつく。いつもなら手を出すけど出さずに待ってみた。

だけどかずみんはそのままで何もしてくる気配はない。

「…かずみん…」

我慢できずにまた自分からキスをしてしまう。

高山「…んんっ、まいやん…」

「かずみん…好き」

高山「…うん、ありがとう…」

いつもそうだ。
好きって言ってもありがとうと言われる。

「かずみんは…?」

高山「えっ?あっ…まいやんと同じだよ〜」

こう切り返される。
好きってことでいいんだよね?

「ん…寝よっか」

こうして眠りについた。



次の日

今日は映画の宣伝で、さゆりんと一緒に地方を回ることになっていた。

さゆりんには仕事のこともプライベートのこともよく相談する。

休憩中にさゆりんに話しかける。

「あのね…さゆりん、最近かずみんがわからないの」

松村「…えっ?なんかあったん?」

「なんかね、ハグとかキスとか全部あたしからで…かずみんからはしてくれなくて…」

松村「あー、それは寂しいなぁ」

「でしょ?あたしのこと好きじゃないのかな?どうしたらいいんだろ…」

松村「でも好きちゃうかったら普通拒むやん?やし、そんなことはないんちゃう?」

「…だけど、かずみん優しいからさ」

松村「そんなんは優しさちゃうよ!ちゃんと自分の気持ちも伝えんと…逆に傷つけるしな。かずみんがそんなことする人やとはウチは思えへん」

「そっか、そうだよね!!」

松村「そーそー。あと、恥ずかしがりなだけやと思うで?試しにお酒飲ませてみたらええんちゃう?笑」

「…え、お酒?」

松村「かずみんお酒弱いから!あははは!笑」

「ちょ、それは良くないでしょ!笑」

さゆりんは爆笑している。
でも…お酒か…ありかも?


そして仕事も終わりスーパーへ寄る。
お酒を買い、家へ向かう。

「ただいまー!!」

高山「おかえり〜〜!!」

いつもの笑顔で迎えてくれる。

「ねぇ、今日飲まない?」

高山「…えっ、お酒?」

「そー!付き合ってよ!たまにはいいじゃん?」

高山「いいけどちょっとだけね〜?」

2人でお酒を飲みはじめる。
かずみんの顔がだんだん赤く染まる。

「かずみん、酔ってきた?」

高山「へ?酔ってないよ〜〜ん」

いや、完全に酔ってるじゃん。
ヘラヘラ笑ってるし。

「ちょ、一旦水飲みな!」

高山「酔ってないってば〜〜!」

かずみんがフラフラ立ち上がる。

「どこ行くの??」

高山「ん〜〜寝るの〜〜」

そう言ってフラフラしながらかずみんは寝室へ向かう。

高山「まいやーん、一緒に寝よぉ?」

「…!!」

(なに、この可愛い生き物は…!)

お酒のせいもあってかドキドキが止まらない。

「…かずみん…」

私は我慢できずキスをする。

高山「…んっ、まいやっ…」

「たまにはかずみんからもしてよね…」

高山「…!止まらなくなるよ…?」

するとかずみんからとは思えない深くて長いキス。

「…ちょっ、苦しい…」

高山「…へへっ、本当はいつもしたいんだよ…だけど恥ずかしくて」

夢でもみているのかと思うくらいだった。

高山「まいやん…」

かずみんに押し倒される。
剣道をやっていただけあって力が強い。

高山「…上からみるまいやんもいいねぇ…」

かずみんにされるがままの状態だった。
お酒ってこんなに人を変えてしまうのか。

高山「…ねぇ、もう、そんな酔ってないよ?」

「…えっ?」

高山「…引かれちゃうかと思って…今まで怖かった…」

「…うそ」

高山「ずっとまいやんを抱きたいって思ってたよ、いい…?」

「…えっ…かずみん…うん…」

私はそこからお酒が回って正直あまり記憶がない。
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