リクエスト小説
□ギャップ
1ページ/2ページ
齋藤飛×西野
今日はなぁちゃんと2人で撮影。
Wセンターになってからなぁちゃんと2人の仕事がとても多い。
実は結構嬉しかったりする。
西野「ひまー」
「えー、ちょっと待って」
西野「…構ってくれへんの」
この顔は本当にずるい。
寂しそうな子犬のような。
読んでいた本を片付ける。
「はい、片付けたよ」
西野「なぁ、膝枕して?」
普段メンバーがいるときはそこまでだけど2人になると甘えてくる。
「仕方ないなぁ」
西野「はぁー、落ち着くわ」
可愛い顔をして私の太ももに顔をスリスリしてくる。
西野「…飛鳥って太もも細いなぁ」
「いや、なぁちゃんも細いじゃん」
スタッフ「西野さん、齋藤さん準備お願いしまーす!!」
「…はいっ!」
膝枕をしているところを目撃された。
そして本当に仲良しですねって言われる。
西野「そーなんです!!」
なぁちゃんは笑顔で答える。
いちいち可愛いんだよ。
仕事が終わり今日の夜は一期生メンバーでご飯会だ。
なぁちゃんと2人でご飯屋さんへ向かう。
桜井「おー!きたきた!!」
若月「待ってたよー!!」
ご飯会がはじまってワイワイいつも通り盛り上がる。
20歳以上のメンバーはお酒を交わしている。
なぁちゃんも珍しくお酒を飲んでいた。
ちょっと心配だな。
松村「おお!なぁちゃん飲むねぇ!」
衛藤「まぁ私ほどじゃないけどね〜笑」
西野「さすがにみさには追いつけへん笑」
お姉さんたちは盛り上がっている。
お酒ってどんな感じなんだろう。
私にはまだわからない。
「ちょっとトイレ行ってくる」
星野「うん、いっておいでー!」
席を立ったはいいけど店内が広くてトイレの場所がわからない。
「…あれ?トイレどこだろ…」
店員さんも忙しそうなので声をかけるのをためらってしまう。
すると誰かに手を引っ張られる。
西野「飛鳥、トイレならこっち」
「….なぁちゃん?!あ、ありがと」
そして2人でトイレへ向かう。
すると、なぁちゃんは顔を近づけてくる。
「なんかお酒くさいね?」
西野「ちょっと飲みすぎたかもなぁ」
「ねぇ、お酒ってどんな味なの?」
西野「んー、なんて言うたらええんかな」
いきなりキスをされる。
不意打ちだったからびっくりして固まる。
西野「こんな味やで?」
なぁちゃんはニコニコ笑ってる。
酔っているんだろうか。
「…もう!ダメだよ…」
こんなの私がもたないよ…
トイレから出ようとする。
すると強く腕を引っ張られる。
西野「…あと一回だけあかん?」
「ダメ!誰か来たら…」
まだ話し終えていないのになぁちゃんに唇を塞がれる。
西野「…へへ、じゃ戻ろか」
「……バカ!!」
ニコニコ満足そうな顔をする。
ずるいよ。ドキドキするじゃん。
こんなの反則だよ。
ご飯会が終わって
現地解散となりみんな別々の方向へ。
なぁちゃんとは家の方向は違うので他のメンバーと歩こうとすると
西野「飛鳥!」
名前を呼ばれたので振り返るとなぁちゃんがそこに立っていた。
西野「一緒に帰るで」
「いや、方向違うじゃん!」
西野「うち泊まったらええやろ」
と言い返される。
ドキッとして何も言えない。
そして急になぁちゃんの顔つきが変わって手を引っ張られる。
西野「飛鳥連れて帰るわ」
みんなの前でそう言うと行くでって言って私のことを引っ張る。
白石「…なぁちゃん男前だねぇ」
松村「かっこええなぁ」
他のメンバーはびっくりして、私たちを見ている。
なぁちゃんは私の手を引いて一歩前を歩く。
今日はなんだか強引というか…
「ねぇ、私泊まるの?」
西野「…飛鳥、今日は寝かせへんで?」
なんて言ってくるからもうドキドキが止まらない。
心が追いつかないよ。
本当に貴方はずるい人。