リクエスト小説

□ギャップ
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齋藤飛×西野


今日はなぁちゃんと2人で撮影。
Wセンターになってからなぁちゃんと2人の仕事がとても多い。
実は結構嬉しかったりする。

西野「ひまー」

「えー、ちょっと待って」

西野「…構ってくれへんの」

この顔は本当にずるい。
寂しそうな子犬のような。

読んでいた本を片付ける。

「はい、片付けたよ」

西野「なぁ、膝枕して?」

普段メンバーがいるときはそこまでだけど2人になると甘えてくる。

「仕方ないなぁ」

西野「はぁー、落ち着くわ」

可愛い顔をして私の太ももに顔をスリスリしてくる。

西野「…飛鳥って太もも細いなぁ」

「いや、なぁちゃんも細いじゃん」


スタッフ「西野さん、齋藤さん準備お願いしまーす!!」

「…はいっ!」

膝枕をしているところを目撃された。
そして本当に仲良しですねって言われる。

西野「そーなんです!!」

なぁちゃんは笑顔で答える。
いちいち可愛いんだよ。


仕事が終わり今日の夜は一期生メンバーでご飯会だ。
なぁちゃんと2人でご飯屋さんへ向かう。

桜井「おー!きたきた!!」

若月「待ってたよー!!」

ご飯会がはじまってワイワイいつも通り盛り上がる。
20歳以上のメンバーはお酒を交わしている。

なぁちゃんも珍しくお酒を飲んでいた。
ちょっと心配だな。

松村「おお!なぁちゃん飲むねぇ!」

衛藤「まぁ私ほどじゃないけどね〜笑」

西野「さすがにみさには追いつけへん笑」

お姉さんたちは盛り上がっている。

お酒ってどんな感じなんだろう。
私にはまだわからない。

「ちょっとトイレ行ってくる」

星野「うん、いっておいでー!」

席を立ったはいいけど店内が広くてトイレの場所がわからない。

「…あれ?トイレどこだろ…」

店員さんも忙しそうなので声をかけるのをためらってしまう。

すると誰かに手を引っ張られる。

西野「飛鳥、トイレならこっち」

「….なぁちゃん?!あ、ありがと」

そして2人でトイレへ向かう。
すると、なぁちゃんは顔を近づけてくる。

「なんかお酒くさいね?」

西野「ちょっと飲みすぎたかもなぁ」

「ねぇ、お酒ってどんな味なの?」

西野「んー、なんて言うたらええんかな」

いきなりキスをされる。
不意打ちだったからびっくりして固まる。

西野「こんな味やで?」

なぁちゃんはニコニコ笑ってる。
酔っているんだろうか。

「…もう!ダメだよ…」

こんなの私がもたないよ…
トイレから出ようとする。

すると強く腕を引っ張られる。

西野「…あと一回だけあかん?」

「ダメ!誰か来たら…」

まだ話し終えていないのになぁちゃんに唇を塞がれる。

西野「…へへ、じゃ戻ろか」

「……バカ!!」

ニコニコ満足そうな顔をする。
ずるいよ。ドキドキするじゃん。
こんなの反則だよ。


ご飯会が終わって
現地解散となりみんな別々の方向へ。

なぁちゃんとは家の方向は違うので他のメンバーと歩こうとすると

西野「飛鳥!」

名前を呼ばれたので振り返るとなぁちゃんがそこに立っていた。

西野「一緒に帰るで」

「いや、方向違うじゃん!」

西野「うち泊まったらええやろ」

と言い返される。
ドキッとして何も言えない。
そして急になぁちゃんの顔つきが変わって手を引っ張られる。

西野「飛鳥連れて帰るわ」

みんなの前でそう言うと行くでって言って私のことを引っ張る。

白石「…なぁちゃん男前だねぇ」

松村「かっこええなぁ」

他のメンバーはびっくりして、私たちを見ている。


なぁちゃんは私の手を引いて一歩前を歩く。
今日はなんだか強引というか…

「ねぇ、私泊まるの?」

西野「…飛鳥、今日は寝かせへんで?」

なんて言ってくるからもうドキドキが止まらない。

心が追いつかないよ。
本当に貴方はずるい人。
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