人生というものは

□ここは何処
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「ふぅっ」


私は勢い良くベッドにダイブした。


……明日も、今日と同じ事が繰り返されるだけか…


「っ…」


さっき殴られた脇腹が痣になっていた。


脇腹の他にも、腕や脚、お尻にだって出来たことはある。


虐めの事は母には相談していない。

母に相談してしまったら“私をいい大学に入れる”という母と私二人で今までやってきたことがすべて壊れて、無駄になってしまうのではないか、そう思うと怖くて何も言えなかった。







ただ、母とだけでも笑っていたかった。



それに、変に騒ぐと内申などに響いてくる。






虐め







私の好きな3Zの世界じゃ虐めってどうなってんだろう。

する奴はいるだろうけど、きっとあの銀八先生がカッコよく成敗してくれるんだろうか。


行ってみたい、な…





なんてね
叶うはずないし



さ、明日も5時起きで勉強するんだから早く寝なきゃ。


目覚ましのタイマーをセットし、再びベッドに横になった。

ベッドの横にある本棚に目をやると3Zの小説が目に入った。


試してみるか…

1巻を本棚から抜き出し、枕の下に置いた。


枕の下に夢に見たい世界の本を置くとその夢が見られるって聞いたことがあった。

……ちょっと試してみようと思う。



「……おやすみ」



と独り言のように言うと布団にもぐっり、電気を消した。



それからすぐに私は意識を手放していた。
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