人生というものは

□ここは何処
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落ち着け落ち着け落ち着け。


兎に角落ち着け。





自分に言い聞かせるがそれも無駄だとでも言いたいのだろうか。




土手の上を見たことのあるメガネをかけたクソ地味男子が歩いている。



ははっ………志村新八だぁ〜…ってそんな訳ないから!メガネをかけたクソ地味男子はその辺にゴロゴロいるだろ!?いるよな!?いやもういてくれ!


こんなにパニクったの久しぶりだ。


キャラ崩壊してるよぉぉおお!!



ノオオオォォォー!!


頭を抱えてブンブン振っているとクソ地味メガネは私のことを不思議そうな目で見ている。


見ないでええええ



するとあろうことかクソ地味メガネは土手の上から降りてきた。


私を見ながら。


なんで降りてくるのぉぉお!
ほかっといてよぉぉお!



「あの…大丈夫ですか?なにか落し物でも?」


「あ、いや大丈夫です!」


慌てて返事をしたからか、様子がおかしく見えたらしい。





「あの…もしかしてですけど…」





何!?何を言い出すの!?




「もしかしてですけど、転校生の爛火さん?ですか?」






………へ?転校生?
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