♂ x ♂

□とあるペットと旦那様 EP 1
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「この太さにも慣れてきたみたいだね。

 じゃあもう1ミリ太くしてみようか」

「あっ、あっ、グリグリしちゃ…っ!」


 まるで睦言みたいに甘い囁きが聞こ

えたと思ったら、体内のブジーが回転

する。

 声色は優しいのにやる手を止めてく

れないのもいつものことで、俺は生理

反応でビクビクと震える腰をどうする

ことも出来ずにむせび泣く。

 やがて抜かれたブジーには色んなも

のが混じった液体で濡れていて、ブジ

ーという栓を失ったペニスからは勢い

無く白濁の混じる液体がじょろじょろ

と溢れた。

 あまりの快楽に目眩を起こし惚けて

いる俺のペニスに真新しいブジーが触

れた。

 見た目はさっきとほとんど変わらな

いのだけど、きっと体内に入ってみれ

ばさっきよりも強い圧迫感が尿道を押

し拡げるのだろう。

 ヒクンと震えるその小さな口を手を

添えて上向かせると、間もなく真新し

いブジーがゆっくりと押し入ってきた。


「ひッ、あっ、ゆっくりっ…!」


 今しがたまでペニスの小さな穴をいっぱ

いにしていたものよりも圧迫感のある物が

内側を押し拡げながらぬぷっと入り込んで

くる。

 精液や先走りなどで濡れている尿道は比

較的すんなりと新しいブジーを受け入れる

が、真新しい圧迫感とブジーの金属質な冷

たさが背筋にゾクゾクとした感覚をもたら

す。

 それは新しい領域に足を踏み入れる緊張

と興奮、そして何よりそれが他でもない旦

那様の手でなされているのだという事実。

 自分自身でさえ触れられない体の奥の奥

まで旦那様に暴かれ、可愛がってもらえる

なんてこの上ない幸せだった。


 じゅっぷ、じゅっぷ


「あッ、いいッ。

 旦那様、旦那様ぁ…ッ」


 先ほどまでブジーにかき混ぜられて軽く

泡立っていた体液は程なく新しいブジーに

馴染み、旦那様がブジーを出し入れするの

に合わせてそろりと腰が揺れてしまう。

 ブジーが出入りする度に体液の混ざった物

が卑猥な音をたて、ブジーを咥え込む尿道口

は濁った涎を垂らしながら小さな入り口をパ

クパクとさせる。

 幾度も射精しているような気がするのに体

の熱は一向に引かず貪る快楽は色濃い。

 自慰でもノーマルなセックスでも得られな

い極上の快楽に俺は溺れていた。


「もうこのサイズも随分と気持ち良さそうだ。

 言いつけ通りにちゃんと拡げているんだね」


 俺がこの屋敷で身に着けるのが許されて

いるのは、旦那様につけてもらった金属製

の首輪とオーダーメイドの黒い革ベルト付

きのアナルプラグと鍵付きの貞操帯だけだ。

 もちろん旦那様が外に散歩に連れて行っ

てくれる時は服を着たり、時々アナルプラ

グをエネマグラに変更なさる時もあるけれ

ど、基本的にはその3つだけだ。

 オーダーメイドの鍵付き貞操帯というの

がとても特殊な形をしていて、まず一番大

きなリングをペニスと睾丸に通す。

 次に三連のリングがついた部分を竿に通

して一番大きなリングと結合させて小さな

南京錠でロックしてしまう。

 こうすると一番大きなリングと三連リン

グとで睾丸を挟み込む形になり、一番大き

なリングを睾丸がすり抜けられない限りは

貞操帯を股間から外すことが物理的に不可

能になる。

 そしてペニスの竿にフィットするような

サイズの三連リングの先には直径1センチ

くらいの小さなリングがついていて、それ

は大きなリングに固定して装着すると丁度

亀頭の真上にくる。

 先端に丸い大粒の宝石がついた金属製の

専用ブジーをその小さなリングにくぐらせ、

宝石が小さなリングにおさまるまで尿道に

長細いブジーを挿入する。

 そして専用の工具で宝石のついたブジー

を貞操帯のリングに嵌め込んだまま固定す

ることでその貞操帯は完成する。

 旦那様が俺を可愛がってくれる時以外は

それを常に身につけていて、今は少しずつ

その穴が広がる様に専用ブジーの太さを徐

々に太くしていっている最中だ。

 大変な事といえば、新しいブジーを入れ

る時にローションと先走りで危うく自慰を

してしまいそうになるのを堪えること。

 ブジーを深くまで挿すと前立腺が刺激さ

れて、そのまま何もせずにいるのが辛い。

 けれど旦那様の言いつけで自慰は旦那様

が望む時以外は禁止されているから、ぐっ

とこらえる。

 それもこれも旦那様の為、そしていつか訪

れるご褒美の瞬間の為だ。


「はいっ。

 旦那様のお言いつけ通り、ちょっとずつ太

 いのに慣らしてますっ」

「いい子だ。

 今より5ミリ太いブジーが入るようにな

 ったら、私の指でここをたっぷりほじっ

 てあげよう」

「ひぁッ、ひッ、ひィッ」


 旦那様がブジーを回しながらそう囁く。

 尿道口に指先をグリグリと押し付けられ

るだけで達してしまうのに、そこに旦那様

の指が…。

 旦那様の指が深々と挿入されるのを想像

するだけで背筋から脳の芯まで強烈な快楽

が駆け上がり、腰を突き出してブジーを深

くまで挿入されたまま絶頂を極めた。

 旦那様は俺の弱い場所を俺よりも熟知し

ている。

 きっと旦那様は優しげに微笑みながら、

俺が快楽でむせび泣こうと容赦せず深々と

指を埋めて中を掻き回すだろう。

 俺が失神するまで指を根元まで埋めて掻

き回し睾丸を揉みながら可愛がってくれる

かもしれない。

 そして旦那様の指を俺の精液で汚すとい

う背徳感が、さらに妄想を濃いピンク色に

染めていく。



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