夢小説

□夏油傑
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みんなのためにやったってどうせ自分のことしか考えてないんですよ。尊敬する人への失望を経験し、コツコツ溜めて作った呪力は
利用されることが増えてしまった。私は私のために力をつけたいのに納得する人は誰も居ない。
自分を正面から見てくれる人がほしかった。なのに見てもらえても、飢えている。見下されるのが嫌で、自分を正しく見られないのが嫌で自我だけが膨らんでいく。不幸でしょ、私。


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