夢小説

□真人と禪院直哉に迫られる♡
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きっかけは「直哉って正義側ではなくない?人のために動いたりできるんだ、お金や自分の矜持の方が大切だと思ってた」と言ったことから始まった。拗れてしまう。
直哉「いや名前はそうやろうけど俺は名前のことやったら助けたいと思ってんねんで、」
呪術師名前は、特級呪霊、真人に次期当主禪院直哉を足止めするエサとして連れ去られてしまう。

薄い青色の髪に、垂れ目のオッドアイ、下睫毛まで長く、整った鼻斑と潤いを持った口元。それに真っ黒なポンチョのようなものを着て、下は動きやすく黒い長ズボンを足首が覆い被さるまで。白くラインが入った靴を履いている。驚くべきは身長だ。180はゆうに超えているだろう。雰囲気や呪力から察するに、彼は呪霊だ。

「驚いた、こんなに人間に近い容姿をした呪霊が生まれてくるだなんてね
その身体は若い男を模倣したのかしら?
歳をとっていると動きにくいし、女の子は柔らかいが機能に不安が残る、硬くて強そうな男の肉体がちょうどよかったのかな」
「はは鋭い考察だね、俺もなんでオッドアイでツギハギの姿をしているのかわからないんだよ?」
「いかにも紛い物って感じね」



私の軽口に空気がひりつくのを感じた。真人はぷはは、言うねぇと笑っていた。
この呪霊、言語の発達が凄い。ただの人間と話しているみたいだわ。かなり知識量もあるみたいだし人間に興味津々なのね。

呪霊たちの人間がいるから我々が生まれたのだと言う考えに触れるうち、家族として慕ってることに何か思うことがある名前。「名前をつけて祓う現状、それしか見れていない感じだよね」
「...意外と物知りなのね」

確かにそうかもしれない。
呪術師はマイノリティな職であり、上層部は味方になってはくれない。上が呪霊の判断を見誤り、平気で少ない呪術師を殺していく。そのため呪術高専なる呪術を未来ある若者に託すものがつくられたし、悟も躍起になっていた。私や直哉たち一級呪術師は自由が効く分、命を無駄にして名誉ある死を遂げるより、逃げた方がいいと判断してしまっている。別に責める気にはならない。個人の自由だもの。どんなに高額な報酬をもらってもでも、命がなきゃ生きられはしない。惜しい。しかし今のままでは若い子たちから殺されてしまう。
未来を担う子供たちに目をかけるのは当然のことだった。

「一理あるだけど直哉は頑張っているわ
ここ最近は狩り尽くして特級も出なくなったし。アナタたちを除いてね」
「人間って無駄に頑張るのが好きだよね〜ほんっとわかんない
身の程を弁えて慎ましく生きろっつーの」

「言葉は通じるのに理解はできないなんて分かり合えないね。好青年の風貌をしてるのに「所詮中身は化け物か、いますぐ祓ってあげる」

怒り浸透やはり話せても呪霊は呪霊か_
そんな風に戦闘体制になった時、私は肢体を真人によって押さえつけられていた。

「あー意気揚々としてるとこ悪いけど君の術式では魂に響かないから無意味だよ
うーん、君、けっこうタイプだし、せっかくだからどう生きれば良いか、教えてあげるよ」
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