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□飛鳥は俺の嫁
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年末の歌番組の出番を終えメンバーと
バスに乗り込む。

"あ~疲れちゃった"

ふとスマホ画面に目を向けると…
時刻は午前3時を回っていた。


"あ、奈々未だ...
しかも何件も来てる"

奈々未「飛鳥あけおめ!いつも一緒に年越せてたのに…」0:00
奈々未「😭😭」0:01
奈々未「飛鳥おわっま?」1:14

"ふふっ奈々未大丈夫かな?
誤字しちゃってるよ"

飛鳥「奈々未大丈夫?今終わったよ~」

"さすがに寝ちゃったかな?"

奈々未がグループを去ってから

本当に寂しくて私は仕事でも私生活でも
何も手につかないくらいだった。


収録も雑誌の撮影も
笑顔ではいるけどその心の奥では
いつも奈々未のことを考えていた。



そんな時、奈々未から連絡がきた。
奈々未「飛鳥、久しぶり^^最近元気無さそうだけど大丈夫?私が居なくなって寂しいとか??笑」

飛鳥「奈々未~あたしさ1人でも全然平気だなんて思ってたけど、やっぱり寂しかったよ。」

奈々未「やっぱりね、テレビで飛鳥のこと見てたけどなんか様子が変だなって思ってたんだよ~」

飛鳥「うん、ふとした時に会いたくなっちゃうの」


奈々未「私もだよ。でも今は実家の事もあるし、すぐにそっちには行けないや。ごめんね。」

飛鳥「分かってるよ…いつか会おうねまた」

奈々未「もちろん!明日もお仕事でしょ?ゆっくり休んでね、おやすみ~」

飛鳥「おやすみ」

お疲れ様でした~!!!



歌番組の収録が終わった。


「飛鳥~なんか最近元気ないな~?
ななみんおらんから寂しいんか~?」


「なぁちゃん~バカにしないでよ~
ほんとに寂しいんだから~」



「はいはい、ななみんロスってわけね~笑
あ!そや!そんなことより、ちょっとこっち来てや~」



急ぐ七瀬に手を引かれる。



"どこにいくんだろう"



まぁ黙ってついていくことにした。



「こっからは目つぶってな?」

「分かった」

目をつぶったままエレベーターに乗って
少し肌寒く感じるところに来た。

外なのかな?



「はい!もう目開けてええで!」




…えっ…




そこには








「奈々未、、、!?」




「飛鳥~久しぶり!心配だったからこっち戻ってきちゃった」



「戻ってきちゃった、、って実家は?」


「実家の用事は済ませてまた戻ってきたの
それより飛鳥さ、この車乗って!」


「え、ちょっといきなりどこ行くの??荷物もまだ楽屋なんだけど、、、」


「いいからいいから~」

そうして車に乗せられ20分ほど経った。



「はい、到着~!降りるよ~」


オシャレなマンション…

「ここは??」


「私の東京のお家!とは言っても2日前に新しく来たばっかりなんだけどね!」


そう言って奈々未は車から降りて
私を家まで連れてってくれた。





「さ、入って入って~」

「お邪魔します~」


家に着いてしばらく
二人で色んな話をして
今はのんびりしてるところ



「そんなことより奈々未はどうしてこっちにお家借りてまで戻って来たの?」



「へへぇ~」
なにか企んでるように笑う奈々未。


「実はね…






ん~やっぱり秘密!


今日は泊まってきな?明日オフでしょ?」


"オフ…?じゃない! "

ふと壁の時計を見ると午前4時すぎ、、
ポケットに入れていたスマホを見る。

七瀬「あす~お疲れ!もうななみんのお家かな?明日はオフになったみたいだよ~!
それじゃごゆっくり~」


「え!?ななみ、、私明日オフになったみたい、、」

「よかったじゃん!"飛鳥は俺の嫁"だからね、強制お泊まりの刑だっ♡」


「なにそれ~"奈々未は俺の嫁だ~"だよ」


二人で笑いあっていたのか
気が付くと
眠ってしまっていた。


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