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□おはようの〇〇〜
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奈々未side
飛鳥と同じ気持ちになれたのはいいものの
卒業後、しばらく私は実家に帰らなければならなかった。
お互い連絡先は知っているけれど
地元に戻った私に気を使ってるのか
飛鳥からの連絡はあまり来なくなった。
私も私で、飛鳥も忙しいだろうし
家の事もあるし、
連絡はあまりしなかった。
そんな時、テレビの中の飛鳥を見て
少し心配になった私は、
東京に家を借りることにした。
"そうだ…
落ち着いたらお家にでも呼んであげよう"
ただ招くだけじゃつまらないから
サプライズなんてどうだろう。
私らしくないかな?
だけど、やっぱり喜ぶ飛鳥の顔が見たい…
飛鳥は"何でもない日のサプライズ"に弱い。
"あ、そうだ!なぁちゃんに頼んでみよ"