NARUT〇

□いちゃいちゃ
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オメー、オレのこと結構好きだろ。
千切れた額当てを片手で受け取った飛段が、からかうような声をあげる。こういう時は大抵、うるさい、とか黙れ、とか返ってくるのが常である。だが飛段の予想とは裏腹に、角都はいやに真面目な顔で、そうだな、と答えた。
えっと目を丸くする飛段に、お前はどうなんだ、そうやって聞いてくるくらいだから俺のことが好きなんだろう、と畳み掛ける。思いがけない答えに気恥ずかしくなった飛段は赤くなった顔を背けて、うるせー、と白旗をあげる。よく相棒をからかうのは飛段も角都も同じだが、飛段には少し分が悪いかもしれない。



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