咲けよ花!
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1戦目は爆豪くんはお茶子ちゃんに目もくれず緑谷くんを狙っていない。
顔は怖いけどすごいセンスがいい、”個性”の使い方も動きも。才能マンだと上鳴くんが言っており納得した。
それにきちんと考えて動いているみたいで、本当に尊敬した。顔怖いけど。
緑谷くんは”個性”を使う度に体がボロボロになっていく。
緑谷くんはロボットに運ばれて行ってしまった、大丈夫だろうか。
そしてただいま2戦目轟くんと障子くんチームに透ちゃんと尾白くんチームだ。
轟くんと障子くんはビルに入って、2人で何か会話をしたあと障子くんはビルから出た、その時轟くんが”個性”を使いビル全体を凍らせた。
『さっむ!?』
「めぐさん!私にコートをお貸しになるから…」
『百ちゃんを守りたかった…』
百ちゃんの温もり付きのコートを着せられ、寒さがだいぶましになる。
百ちゃんにコートを貸していたことで上半身には胸のところにしか布がなくてすごく寒かった。お腹下さないだろうか…。
「お、やっとコート着たのか」
『あまりの寒さにね、百ちゃんが返しにきたよ…お腹下しそう』
「俺の左側ならあったかいぞ、ほら」
『はっ!なんてこった、轟くんは一家に一人いるな』
「?俺は一人しかいねぇ」
『うん、ごめん私の夢物語だよ』
***
そしてついに私たちの番となり、Gチームはヒーロー、ヴィランチームは瀬呂くんと切島くんだ。
『よろしくね、2人とも。まずは”個性”の把握しときたいな。私の”個性”はテレポート、見える場所になら飛べるけど、見えない場所とか目隠しされると飛べない。あと触ったものテレポートできる』
「テレポートってすげぇよな!俺の”個性”は帯電。体に纏わせて放出できっけど、久我と耳郎まで巻き込んじまうから、触った相手にしか使えねぇ。電気だから人に使うの難しいから、こう…静電気ぐらいの強さしかダメだ」
「役立たないじゃん」
「それ言うなよ!?」
「あーウチはこの耳たぶのコードの先がプラグになってて、それを壁に挿せば音が聞こえる。だから切島達がどこにいるかはわかる。
あと、プラグ挿した相手に自分の心音を爆音で聞かせられる、あとブーツがスピーカーになってるからそこでも音を出せるよ」
『なるほど、響香にはヴィランチームがどこにいるか調べて貰おう。
あとヴィランを確保するより核兵器を回収のほうが、核兵器さえ見えればテレポートできるからいいと思うんだけどどうかな?』
「その作戦でいこう」
「のった!」
3人で作戦を立てるとオールマイトさんの合図が聞こえた。
ビルに入り、まず響香の”個性”でヴィランチームがどこにいるか調べてもらう。
「2人は同じフロアにいるよ」
『核兵器を時間いっぱい守りきるつもりみたいだね』
できるだけ時間は与えたくないので走り2人がいるフロアに向かう。
「ここが瀬呂と切島がいるフロアだよ」
『私のテレポートで近づこうか、近くにいることがばれない方がいい』
「テレポートで近づいてすぐ、ウチがドア壊すよ」
「俺どうしたらいい!?」
「めぐのサポート」
「!わかった!」
『よろしくね、上鳴くん』
「まかせとけ!」
2人と手をつなぎ、切島くんたちがいるフロアのドアの前にテレポートする。
すぐ響香のプラグでドアを挿し、壊してもらう。
フロア中に瀬呂くんの”個性”だと思うテープが張り巡らされている。核兵器は視界に入った。
瀬呂くんが私の方にテープを飛ばした、上鳴くんが前に出てくれたので私は核兵器の前に"飛ぶ"
『回収!!!!』
《ヒーローチーム!!!win!!!》
「「よっしゃ!!」」
「久我止められねかったぁあ!!」
上鳴くんと響香のところまでテレポートし、ハイタッチをした。
***
「お疲れさん!!緑谷少年以外は大きな怪我もなし!しかし真摯に取り組んだ!!初めての訓練にしちゃ皆上出来だったぜ!」
このあとオールマイトさんは、あのマッスルホームを維持する時間の限界が来たのだろう。
皆、先程の戦闘訓練について話し合いながら更衣室に向かう。
「あ、久我!さっきの訓練ありがとなー」
『いやいや上鳴くんが私の前に出てくれたから、テレポートできたんだよ。ありがとうね』
「なっ、もしよかったら今度飯行かねー?」
『上鳴くん女子みんなに言ってそうだねー。よし、おごりなら行こう』
「まじで?」
『まじで。デザートがあって可愛いお店ね』
「よっしゃ、まかせとけ!」
上鳴くんはるんるんと男子更衣室に向かっていったので、私も女子更衣室に向かった。
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すいません、読んでておわかりだと思いますが戦闘シーン苦手です。
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