answer

□白西
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白石side
私は七瀬が本当に好き
だけど七瀬は私の気持ち
絶対に気づいてないし
私のことなんて見てもないと思う。
楽屋では高山と一緒にいるか
優里の背中にくっついてるか
私以外の誰かにべったりか
その三択。初期の頃乃木どこで
まいやんは近づきにくい。
そう言われた日から
なーちゃんが私の背中にふいに
くっつくなんてそんな幸せが
訪れる事は一度もなかった。
シンメになることが多い私たちだけど
たまぁ〜にお仕事のことで
少し確認として話すくらい。
みんなに比べれば可能性も0に近いし
みんなより遠い存在だけど
私は七瀬が好きで好きで仕方ない。
誰にも渡したくない。そんなことを
楽屋で目をつむりながら考えてると
『今日の収録さぁ
なーちゃん来れないらしいよ』
向こうの方で話す優里の声が
妙におっきく感じた。
気づいた時には優里の元へ駆け寄って
『七瀬今日収録いる日だよね?
なんで来れないの?』
『ま、まいやん?!笑
なんかね〜風邪ひいたらしいよ
収録終わったらなーちゃん家に
会いに行こうと思って』
『私が行く。』
割と大きい声で言ったもんだから
優里は優しいからびっくりしつつも
まいやんに任せるよって譲ってくれた
収録は自分でも驚くほど
身が入らなくて
あっとゆうまに収録を終え
まつとか美彩から
そんな慌ててどこいくの?なんて
言われたけどなんせ早く
七瀬に会いたいからまた明日ね!
って楽屋から飛び出して
スーパーに駆け込んで
風邪にきくような食材を
たくさんカゴに入れて
七瀬の家に急いだ。
七瀬の家と私の家はすごく近いから
場所は知ってたけど
中に入った事はない。
インターフォンを押す前に
呼吸を整えて深呼吸してから
七瀬を呼ぶチャイムをおした。
少ししてからエントランスの扉が
開いて七瀬の住む7階へエレベーターで向かう。そしてまた深呼吸しようと
した時玄関があいた。
『まいやん、、?どないした、、?』
『七瀬が体調崩したって聞いて、、
心配で色々買ってきたの
なんか食べた?』
『ゴホッゴホッ、食べてない、、』
『入っていい?』
『でも風邪うつっちゃう、』
『七瀬の風邪ならうつってもいいよ
なーんてね。おじゃましまーす
台所かりるね?できたら呼ぶから
七瀬寝てな?^^』
『ありがとう、、』
七瀬はトコトコ重い体を動かして
寝室に入っていった。
うどんなら食べれるかな。
弱ってる七瀬が可愛くて、、
愛おしくて、、ニタニタしながら
料理をしていると
突然背中に温もりを感じて
目線を下におろすと
お腹に回された誰かの手。
この状況下で七瀬以外の人な訳が
ないけれどまさか七瀬が私に
抱きつくなんてありえない、、よね?
『な、、七瀬、、?』
『あったかい、、』
『どうしたの?
寝てないとしんどいよ?』
心の中では荒ぶって叫んでるけど
七瀬の前ではちゃんと平然を装う。
『うどん食べれる?もうできたから
そこ座って?』
『うん、』
私のお腹に回された手は
スッと離されてテーブルに向かう
七瀬に少し寂しくなった。
少し食べておいしいと微笑む彼女の
笑顔に何度も殺されかけたけれど
白石麻衣今も平然を装うのに必死
『もう食べれない?』
『うん、、
ごめんね作ってくれたのに』
『いいのいいのっ元気なったら
食べなね。ほらっお薬のんで
はやく寝な?』
『寝られへんねん、、』
そんな可愛いことゆうから
背中を押して寝室に連れて行き
寝転ぶ七瀬の横に腰を下ろして
頭を撫でてみた。
『私ここにいるから眠って?』
『、、まいやんも横きて、、』
『え!!?』
やばい荒ぶり白石がでてしまった
『うつっちゃうもんな冗談』
『よっっと。』
七瀬の横に寝転んでお腹に手を添えて
子供をあやすかのように
トントンしてあげると
七瀬はウトウトし始めてそれが
可愛くて可愛くて見惚れちゃう。
そんなことを思ってると
七瀬が私に抱きついてきた
『ありがとう、、来てくれて、、』
『私が来たかっただけだから』
『まいやん、、』
『ん?』
抱きついて私の服を握る七瀬が
より一層くっついてくる
『、、すき』
『え!!!?!なんて!!?』
『、、、もう言わん、、』
恥ずかしがる七瀬が可愛くて
私も目一杯抱きしめ返した
『七瀬?私ねずっと七瀬のこと
大好きだったよ今もだけど』
『知ってる!!』
『え!?知ってたの!!?』
『だって、、
ずっと見てくるねんもん
そのくせさ全然言ってくれへんし
ヘタレ、、』
『ごめん(笑)ヘタレだね(笑)
でも今日来てよかった』
『優里からメールでまいやんが
どうしても行きたいらしい
今走って行ったよってきててん』
『恥ずかしすぎる、、
ほら早く寝なっ^^』
頭を撫でると七瀬は
すぐに眠りについた。
私にくっついて眠る七瀬が
可愛すぎておでこにキスをおとし
力一杯抱きしめて眠りについた。
距離は縮まらないと思ってたけれど
いつの間にか心が勝手に共鳴して
何より大切だとお互いに
引き止めあえる存在になっていたことが
私はすごく嬉しかった


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