「やぁ、ドラコ・マルフォイ。こいつであってるよな、相棒。」
「ああ。あってるよ、相棒。」
ある休日。
暇をつぶすため、僕が図書室で本を読んでいると、ウィーズリーの双子が声をかけてきた。
こいつらといると、ろくなことがない。
早々に退散しようと、返事をしてあげた。
「なんだ。僕が本を読んでいるのが見えないのか?邪魔しないでくれ。」
「まあまあ、そう言うなって。
マクゴナガルが呼んでる。
俺らについてこい。」
仕方なく(本当に仕方なくだ)、本を棚に戻す。
「んん…届かん…」
たまたま、魔法がかかっていない本棚から本を取った。
まだ成長しきっていない僕には少し高くて、背伸びして足を震わせながら本を戻そうとしていた。
「じれったいな。俺が戻す。」
イライラし始めたジョージ(フレッド?)が、本を戻した。
「…ふん。早く行くぞ。生憎僕は暇じゃない。」
どっちか(もうどっちが本を戻した方かわからない)が、ボソッと『礼もなしかよ…』と言ったが聞こえないね。
そもそもなんで僕がウィーズリーに礼をしなくちゃいけないんだ。
つかつかと歩いて図書室を出る。
ニヤリとした双子が、僕を持ち上げて走り出した。
「…だっ、騙されたぁ!」
兎に角じたばた暴れる。
ニヤニヤ笑う双子の片割れがキモくて殴ると、『痛っ』と聞こえたが知らん。
お前が悪い。
グリフィンドール寮まで持っていかれて、あっという間に双子の部屋。
雑に下ろされて、鍵もかけられたから仕方なく大人しくなる。
「なんなんだよ!」
頬っぺたを膨らませて、おこっているアピールをした…。
つ・づ・く♪
(飽きただけ。絶対に続けます。)