きゅーとな世界。

□1。
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陽菜乃side。


父「陽菜乃!そこに置いてあった封筒出しといたぞ!」


陽菜乃「封筒?。……………………ッえぇぇぇ!出しちゃったの!?」


父「おぅ」


陽菜乃「パパのバカ!」


父「うッ……。」


この頃は……。

ハロプロキッズのオーディションが行われると告知があった頃であった。


そして。
封筒……。


それは、友人が勝手に陽菜乃のプロフィールを書き、陽菜乃に見つかりもって帰ってきたものであった。


この頃は、受けたかったオーディション。

だが子どもながら環境が変わってしまうことは分かっていた。


だから。
出さずに置いてあったのだ。



しかし、その封筒を父は私が出すものと勘違いしポストにいれてしまったのだ。


陽菜乃「オーディションの封筒……。」


父「あれ。オーディションのか。」


父は、私が必死にハロプロキッズオーディションの新聞記事を見ていたことを知っている。


父「陽菜乃の友達も分かってるじゃないか!」


陽菜乃「へ?」


父「我が家の可愛い娘だ!通らない訳がない。なぁ。母さん」


母「何のお話?」


昔から変わらない父と母。


父は、娘が大好き。
好奇心旺盛だが所々頑固。

母は、しっかりしているように見えて天然であった。


ハロプロキッズオーディションは……。
二次審査までは、通った。


そこで出会ったのは……。
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