きゅーとな世界。
□7。
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陽菜乃side。
まず最初に悲鳴を上げたのは舞美であった。
普段は、遅刻するような子ではない。
むしろ最初に現れる。
しかし、その日は違かった。
愛理「有馬ちゃん……。舞美ちゃん知らない?」
陽菜乃「舞美ちゃん?そういえば連絡ないかな?」
そう。
6人になった頃。
舞美は、次のお仕事の事情で遅れるときは、メンバーの誰かにメールが来ていた。
ほとんどは、私なんだけど。
連絡がない。
嫌な予感が覚った。
陽菜乃「探してこよっかな……。舞美ちゃんだから迷子になってるかもだし」
舞「そんなことないっしょ」
千聖「そうだよ」
この頃は、メンバー間もあまり良くなかった。
早貴「ひな……。どこ探すの?」
陽菜乃「どこは、ないけど……。なんかあったら嫌じゃん」
早貴「…………。そうだね。早貴電話する」
陽菜乃「よろしく。」
愛理「愛理も……。探す。心配だし」
私と愛理は、舞美ちゃんを探すために楽屋を出た。
しばらくして、まいちゃんと千聖はマネージャーさんに舞美が来ないことを伝えたらしい。
早貴から聞いた話。