カービィ短編

□だいすきじゃたりないの
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こんこん、


「ぽーよぉ?」
「カービィ、どうしたのだ?」
「ぽよ、ぽよ!」
「くれるのか?」
「ぽよ!」
「ありがとうカービィ、お礼にクッキーをやろう
今朝焼いたばかりなのだ」
「ぽよ〜!?ぷあいゆ、めややいと!」
「どういたしまして」

メタナイトはやさしい
ぼくがきゅうにへやにきてもおいださないし
いっつもにこにこで、
おいでっていって、おかしをくれる

それに、メタナイトだけはぼくのことばをわかってくれる
なにもいわなくてもわかってくれるからすごい

それから、いつでもどこでもそばにいるってしってるんだ
ぜったいにたすけてくれるんだよ

デデデはメタナイトのことをよわいっていうけど
ほんとうはすっごくつよいことも
ぼくはしってるんだ

「どうした?」
「ぱーや」
「そうか?なにか考え事をしているようだったが?」
「ぽよぅ!」
「ならそういうことにしておこう」

メタナイトはやさしい
ぼくをなでるときはてぶくろをはずしてくれるし
ふたりっきりのときはかめんもはずしてくれる

デデデみたいにぼくのことをなぐったりしない
やさしくぎゅうってだきしめてくれるんだ

あったかくて、あんしんする
だっこされちゃうとねむくなっちゃう

「眠いのか…?」
「んぅ…」
「眠いなら寝ても構わない。
フームが迎えに来たら起こして…遅かったか」

メタナイトはやさしい
だっていっつもぼくがおきるまでだっこしててくれるんだ

おそとのにおいとメタナイトのにおいのする
さらさらのきもちいマントでそっとくるまれるとね

あんしんしちゃって
  あさまでおきれないんだ
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