星のカービィ二次創作

□二話
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ワープホールを使い、ポップスターからおよそ五分。
銀河戦士団の本部に到着した。
カービィが窓から外を除くと、沢山の大小様々なビルが集まって、ナイトメアの要塞のようにコマの形をした建築物が見える。

戦艦ハルバードは要塞に近づいていき、やがて船着き場のような場所に停まった。周りには始めてみる大きさも様々な宇宙船や戦艦が停泊している。

「すごいねぇワドルディ!ここが本部だって!」
「大きいなぁ…!」
「アニカビのナイトメア要塞よりはだいぶちっちゃいね」
「メタイよカービィ…。
あれ?人が集まってきたよ?ハルバードを見に来たのかなぁ?」

デデデ大王に着いてきたバンダナワドルディが不思議そうにそう呟くと、水兵ワドルディが それはね と教えてくれます。

「メタナイト様は強くてかっこいい戦士団の中でも憧れの存在だからみんな一目見ようと集まってくるんだ!」
「「へぇ〜!」」

僕たちも降りよう!と出入り口の階段へ走っていく水兵ワドルディに続き、カービィとバンダナワドルディも出入り口へ向かう。





外へ出るとメタナイトが沢山の人に囲まれていた。
階段を降りて直ぐの位置にデデデ大王がいたのでカービィが何事か聞けば、メタナイトが降り立った瞬間に歓声と共にあんな状態になったと言う。

「鳥(バル艦長)が気にせず先に行ったが、本部に来たときのお約束らしいから気にしなくていいって言ってたぞ」
「メタナイトさま凄いこっちに助け求めてる感じですよ大王さま」
「ほっとけバンダナ。気にしなくていいなら良いんだろ」
「えぇ…」

しばらくメタナイトを眺めていると黄金の兜を被った戦士が近づいてきて、メタナイトを取り囲んでいた者達を一喝し追い払った。

メタナイトの回りに人がいなくなったと思ったら、今度はメタナイトとその戦士が何やら口論を始めた。

「わわわわっ!だ、大王さま!けんかはじまっちゃいましたよ!?」
「どっちも表情隠れてるのにこの距離から口論だってわかるの逆に凄ぇな」

とりあえず止めに行こうとしたデデデ大王を水兵ワドルディがとめる。

「大丈夫ですよデデデさん。どうせすぐ収まりますから」

ニコニコしながらそう言う水兵ワドルディにカービィ達は疑問府を浮かべる。
彼の言う通り待っていると、喧嘩が終わったのか口論をしていた二人がこちらへ向かってきた。

「ね?すぐ収まったでしょう?」
「いや収まったけどよ…」

見てる側としては良い気はしないデデデ大王である。

「──らとっとと言えば─────!!」
「───が───のだろう!!人のせいにするな!!」
「言わん貴様が悪いのだろう!!」
「いちいち煽る貴様もどうかと思うがな」
「やんのか青二才」
「いいだろう引退させてやるぞ老いぼれ」

どうやらまた新たな争いが始まっているらしい。
メタナイトを青二才と呼んだ戦士はカービィ達の前に到着するとメタナイトとの口論をパタリと止め、姿勢をただしてデデデ大王に軍敬礼をする。

「お見苦しい物をお見せした。申し訳ない。
私は銀河戦士団に所属する銀河の戦士で、オーサーと言う者です。
ポップスターはプププランドのデデデ大王陛下とお見受けして宜しいですね?」

先程の喧嘩の剣幕はどこへやら、渋くかしこまった口調で丁寧に挨拶をしてくるオーサーになんとなくげんなりするデデデ大王。

「…おう、そうだが」
「お会いできて光栄です。何やらお待たせしてしまい申し訳ない。皆様客室へご案内致します。」


そう告げたオーサーにずっと黙っていたカービィが あぁっ! と突然声をあげる。

「思い出した!アニカビの最後の二話辺りでちょこっと出てきて援護してたひとだ!!」
「メタイってばカービィ…」

いいんだよ。この小説シリアルなんだから。

「そうだよワドルディ!ギャグにメタフィクション発言なんて付き物でしょ!気にしたら終わりだよ!!」
「前の話で思いっきりシリアス感満載で終わったのに今回2P目でこれじゃ先が思いやられるっっ!!!」

うるせぇバンダナわかっとるわ。移動を促す場面が苦手なんだよ。メタ発言でも書かねぇと埋まらねーんだよ察しろ。

「先が思いやられるよっっっつ!!!」
「諦めろバンダナ…」
「こんなシリアル小説嫌だぁぁぁああああああ」
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