長編 カカシ

□困惑
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「はぁ…すごく疲れた。」

カカシ先輩との任務終了後、ヤマトさんに了承を得て、宿のお風呂に入って部屋に帰ってきた。オンボロ宿の割に温泉だけはキレイだったな。

ふと、今日カカシ先輩とあったことを思い出して、チクンと胸が鳴る。
…任務中にあんな態度をとった私が悪い、それは分かってる。普段滅多なことで怒らない先輩が、あんなに冷たい怒り方をしたのは全部私のせいだ。
危なかった…危うく泣きそうになるところだった。

…怪我…大丈夫かな。心配だけど、手当ては要らないって言ってたし…。
どっちにしろ、今の私に出来ることはなんにもない。

早く寝てしまおう。また何時間かすればカカシ先輩との護衛任務が待っている。

寝て起きたら今日の出来事は全て夢で、カカシ先輩が何事もなかった様に話しかけてくれたらいいのにな…。
そんなことを考えながら布団を敷いて潜り込んだ。

その時だった。
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