欅坂

□やり返し
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りんさんへ
設定上姉妹(義理)のほうが描きやすかったので勝手に義理の姉妹にしました。すみません




(いつもは名字で会話文書いてましたが、本日は姉妹パロで名字ちがうと変かなって思ったので名前でいきます)










【小林side】




理佐「由依、いくよ」


由依「あ、うん、まって」




朝が弱い私はいつもこう。
先に準備が終わった理佐を待たせてはもっと早くおきないと…と自責の念にかられている。朝目を開けてからベットから出るのが苦痛すぎて笑。あ、はい、笑ってる場合じゃないですね、すいません。






私と理佐は義理の姉妹で理佐が1つ上。お母さんが亡くなって少し人とと溶け込むのが苦手だった私に父が連れてきたのは夫に浮気された綺麗な女性だった。初めは会社の仕事仲間で少し仲良いのかなぐらいにしか思ってなかったけど、やっぱり年頃の私にはわかる。あぁ、好きあってるんだなって。





だんだん私にも気を使い始めて。でもその気遣いがほんのすこしだけうれしかった。小さい時から片親で寂しかったから。あぁ、あったかいなって。お父さんにはないあの心を溶かしてくれるような暖かさ。あいにく、新しいお母さんはお母さんをけむたがったりしないし、いつも私にたいして笑顔。そして1番嬉しかったのは理佐と私を公平にみてくれるところ。私が悪かったら私を叱ってくれる。だっで家族゙なのに、気を使われるってそれほど嫌なものはない。体からなにかでそうになって、吐き気がしてくる感覚。




そして、3年いや4年?ぐらい前のクリスマスに理佐とはじめてあった。本当の家族になる前の会食みたいな感じでね、綺麗な夜景が見えるレストランで美味しいご飯をたべたんだよー。…緊張して味わかんなかったけど笑。




理佐の存在を知った時は少しだけ嬉しかった。だって一人っ子でいつも家に一人だったから誰かが家にいるなんて幸せ。でも溶け込めるか不安だった。お父さんは理佐と何回か会ってたみたいで会話程度なら話せる間柄で少し戸惑ったのをおぼえてる。もっと早く会いたかったな、なんて。




理佐「ちょ、由依急いで」


由依「あ、ごめんごめん」




私が買ってあげた腕時計をみて、私を急かす理佐。回想に浸ってたらもうこんな時間か。




由依「…それ気に入ってるの?」


理佐「当たり前。いこ」



靴に足を入れてつま先をトントンと床に叩けば、すぐ理佐のもとへ。もう由依おそいよってほっぺた膨らましてる理佐がかわいい。
私と理佐は姉妹である前に恋人なのです、言うの遅れましたけど(笑)。お互いにプレゼントしたもので日常が溢れてるんですからね。
自慢かって?そりゃ、自慢ですよ笑。
だってみんな気が付かないでしょ?





理佐「手、つなご?」


由依「うん」




だって今みたいに手を繋げば仲のいい姉妹にしか思わないし。文化祭まわっても休み時間一緒にいても、まぁー仲のいいことーで済まされちゃう。




理佐「今日、部活遅くなるから先帰ってていいよ?」


由依「大会近いからって大変だね」



ごめんねって下がり眉してる理佐ってほんとに一個上なのかなって思うくらい幼い。この人は本当に私の心の掴み方を知ってる。何回掴んだら気が済むんだろって。こういう小さいことでも私ってすぐキュンってしちゃうんだよね。嫌になっちゃうくらい私の心をはなしてくれないんだから。




由依「でも理佐がいいっていうなら私理佐のこと待ってたい。練習見て待ってたいけどだめ?」




私はすこしわがままを言ってみた。最近、いやここ3日4日、全然帰り一緒になれなくて寂しいんだもん。だし、部活中の理佐かっこよくってずっと見てたいとか。この前みてから虜になったとか…恥ずかしくて言えない。



理佐「うん、たぶん大丈夫だと思う。…茜に確認してみるね。今外すぐ暗くなるから、体育館にいる方が賢明だよね。」


由依「え、本当?ダメ元で言ったんだけど。」


理佐「ううん、私もそうしたいなーって。…でも恥ずかしいから私じゃない人見てて(笑)」


由依「えぇ、それはむ、難しい」


理佐「あはは!だよね。てか、今思ったら由依の視線が他の人に向くとか、色々と嫌かもなぁ」


由依「…嫉妬?」


理佐「だって好きなんだもん、ヤキモチぐらい妬くでしょ」




んなっ!…よくもまぁ朝から歯が浮くような甘い言葉を…!。やばい、なんだこれ、あつい。心臓ドキドキうるっさいし、自分のじゃないみたい。




 理佐「んじゃあ茜に聞いてみるから。んじゃあまたね由依」


 由依「うんっ!…あ、理佐っ!」


 理佐「ん?」



私は、理佐にされてばっかりだったのがどこか気にくわなかったから、理佐の右肩に両手をおいて背伸びをした、



 由依「私も好きだ…バーカ」



理佐は分かりやすく顔を赤くして恥ずかしがるときによくする口にてを当てる癖を披露していた。






end


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