欅坂
□モニタリング2
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みなさんは新型ウィルスが流行る中、いかがお過ごしですか?私はやっと受験が終わったのに、家から出られない状況です…(泣)。せっかく、友達とどこかいけるっ!と思ってたのに…。明日合格発表です小説でも書いてないとやってられないですよ!笑
(モニタリングのつづきなので前半ははしょります)
尾関「おぉーいあかねん!こっちこっち」
守屋「あ、おぜちゃーん」
今日協力してくれたおぜちゃんの机に買ってきたタピオカミルクティーをおく。
尾関「あ、ありがと〜、どう?まなきくん」
守屋「あいつはたぶん、だめだわー」
ゆいぽんがこのドッキリをりさにしかけたときはさ〜、りさはまぁ王子様系だから断る模範になったんだろうけど
私はあれですからね!あ・れ!
あんなチャラくて、ドS系はね〜
もうすぐ手が早いから。
いや、でも態度悪いんだよなあいつ。
尾関「りさおくんとはちがうんだね〜。でもりさおくんよりモテるんでしょ?」
守屋「ほんっと…なにがいいんだかね」
尾関「付き合ってるあんたがなにいってんのよ笑」
りさよりモテるっていうのは少し語弊があるけど(笑)
まぁ普通のどこかにいる男性よりは顔は良いかもしれない。
あの絵に書いたかのようなグイグイオラオラなのがいいのかなぁ。でもいいじゃん。かっこいいじゃん。男らしくてグイグイ引っ張ってくれた方が。心がキュンってドキドキするじゃん。
たぶん、他の人とはちがうどこか魅力的なオーラを発したり雰囲気にみんなおちるんだろうなぁ。…まぁ、私もその1人か。
尾関「うわー…かっこいいね。あれでしょ?」
守屋「うん、あれ」
眉間にしわ寄せてスマホいじりながら、ベンチに座ってますね。私がいないとリンクからでるんですか彼。さすがです、まなきさん。
尾関「んじゃあむかわせるね」
今日の美女はりさと同じ人で、りさのときとはちがって、ミニスカートをはいてもらってます。…そういうのまなき好きって言ってた気がする…。あいや、違うかもしんないけど。
美女「ねね、お兄さん!」
まなき「………………………………」
ポチポチポチポチ左手でスマホばっかいじって、右手はあごに手をあててる。
あいつ、視線すら動かさずに、まるで聞こえてませんよみたいな。ていうか、美女ちっか。
美女「おーい!お兄さーん!ねぇねぇ、」
まなき「………………………」
美女「私と一緒にすべりませんかー?私いまフリーなんですぅ」
美女が座ってるまなきの脚をスリスリしてる…。なんかむかつく。ボディタッチまでは聞いてないぞ…。
まなき「………………………………」
すーんごい無視してるんですけど。
そこまでする?
ていうか、あんた手はやいほうじゃないっけ。キャラじゃないですよ?
でも少し、安心したなっ。
尾関「ねぇ、まなきくん無反応すぎてビビるんだけど。」
守屋「…私もなにしてんのかわからない」
そのあとも美女が何回も話かけてもずーっと無視。話しかけて10分たつとようやく…
まなき「これみてみ」
美女に自分のスマホをみせるまなき。
美女「だぁれ?」
尾関「んー、誰だこれ…。
あ、あかねんだ」
守屋「えぇ私!?」
まなき「やっとみつけたんだよ。たくさんある写真の中から。…どう?」
美女「ど、どうって…。かわいい、、ね?」
まなき「なにがいいたいかわかる?」
美女「え?」
まなき「俺にち・か・よ・ん・な。こいつより可愛くなって出直せ」
美女「え、ちょ、」
まなき「んじゃーばいばーい」
すっと立ち上がってスマホをポケットに入れたまなき。美女に背を向けて歩き出した。
尾関「これさりげなく、あかねんのことかわいいっていってない?」
守屋「………////」
尾関「んじゃあ早くまなきくんのとこいってあげな!まなきくん待ってるよ!」
守屋「え、おぜちゃんこれ一緒にかたずけるよ」
尾関「早くいけっ!」
背中をおぜちゃんにおされて、私はいそぎめでまなきの元へむかった。てっきり、腰とかさわるのかと思った。
だって結構学校ではボディタッチおおいほうだから…。なんで今日に限って…。
まなき「おっせぇ」
待たせてごめんと一言かけて、まなきの隣に立つ。そしたらすぐに歩き出してまたさっきまなきが座っていたリンク近くのベンチに座る。
まなき「ほらよ」
なげて渡されたのはあったかい缶コーヒー。自分の分は手に持って私の分は自分のコートの中のポケットにいれてたから保温しといてくれたのかな?
守屋「ありがと」
まなき「にしても遅かったな」
いや、あなたが美女と10分も話さないからでしょーが!笑
守屋「ごめん!友達との電話長引いちゃって」
まなき「あのさぁ」
守屋「いゃ、あの怒ってるなら謝るから「そーじゃねぇ」
まなき「俺結構お前と会うの楽しみにしてるからあんま焦らすな」
守屋「…え」
まなき「ほらいくぞ」
そっと手を握られてまた彼は歩き出す。どこへいくのかも教えてくれない手はどこか頼りがいがない。だけれど私は大好きな彼につき、少しかわいいところもあるんだなと思った。
end