乃木坂

□黄昏
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【西野side】




与田「んー七瀬さーん」




祐希はななが抱きつきに行くとななの懐に潜り込んでくる。その姿が小動物みたいで本当に可愛くて。ここが楽屋ということを忘れ、二人で抱き合っている。




松村「いくちゃん!みてみてっ!あそこ抱き合ってるでっ」

生田「本当だっ!てかなーちゃん幸せそうな顔してるね」




いくちゃん達メンバーが変に盛り上がっているみたいだけどななにとってはどうでもいい。今は祐希との時間。別に熱いイチャイチャはいらないからすこしでもこうしていたい。ただでさえ、今人気がうなぎ登りしている祐希を一人占めできるのは家か今しかない。「付き合ってる」関係でも楽屋ではここまで露骨にひっついたりしないのが私たちなのだから。




西野「…祐希。すきやで」





ボソッと祐希の耳もとでささやいてみる。そうすると、祐希の耳が真っ赤に染まってきて、より祐希の顔がななの懐に潜り込んでいった。



可愛いなぁ。ななの一言でこんなに真っ赤になってくれるなんて。そういうところが人を惹き付けるのかもしれないけど今はななだけを虜にしてほしいなぁなんてわがままやろか。



与田「わ…私も七瀬さんのこと好きです」




そう言って私を抱き締める力もさらに強くする彼女。もう、そんなこと言われたら離れたくなくなってしまうやろ。



西野「祐希可愛いなぁ。しばらくこのままいよっか」


与田「えぇ!?…いいんですか?」


西野「んじゃ祐希は離れたいの?」



なぁーんて意地悪をしてみた。ここまできたんだ。盛大にやってしまおうと悪事が働いたななの頭はもう誰にもとめられへん。(笑)



与田「私もこのままぎゅってしていたいです」


少し焦った表情の祐希。わかってるよそんなこと。だし、ななが離したりせーへん。そう思って祐希を抱き締め直した瞬間、




桜井「なーちゃんっ!そこまでにしなさい」



ちぇっ。玲香からストップが入ったら出番が近づいていることを言われているようなものだし、たぶん楽屋内が落ち着かない。




西野「祐希。また今度やな。」



与田「はいっ!また今度しましょうね」


余程よかったのかにこにこの彼女。二人でしような祐希。



end


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