乃木坂
□女々しくてごめんなさい2
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前回のつづきです。最近更新が遅くてすいません。私事ながら受験勉強で親に携帯をいじるのを控えるように言われておりまして…(泣)。まぁこれからは大きなテストなどがないので少しは更新できるかなと思います。本当にごめんなさい。では本編いきます!
高山「んじゃあ…」
星野「うん。みなみに出来ること何かあるかなぁ」
高山「まあいたって簡単なんだけど部活終わってあいつが正門でるまで待っててみて。」
西野「それでほんとに分かるん?」
高山「んーたぶん…。…じゃあみなみちゃんがいいっていうなら部室のぞいてみる?(笑)」
星野「部室かぁ。行ったことないなぁ。いつも正門で待ってたから」
西野「ななも入ったことないなぁ。てかかずやななに入る?って聞いたことないやん」
高山「そりゃね(笑)あそこはもはや部員の物置部屋だしあそこで着替える人も少なくないから俺はあんまりなーちゃんとかみなみちゃんを入れたくは無いんだけど」
星野「だったらなんで?」
高山「あの部屋を最後にでるのはキャプテンのみさなんだ。鍵閉めたりしないといけないからね。まぁ別に理由があるんだけど。」
西野「なんなん?その理由って」
高山「まぁそれをみなみちゃんが直で見たらいいと思うよ。あ、俺が言ったことは内緒にしてね美彩に殴られるから(笑)」
星野「うん!分かった。明日部活あるもんね。行ってみる部室。」
♢ ♢ ♢
西野「みなみちゃん頑張って!」
星野「うん!頑張る!ありがとね七瀬ちゃん」
高山「お待たせ2人とも。今なら部室美彩だけだから今がチャンスだよ。んじゃ邪魔にならないように俺となーちゃんは帰るから」
星野「うん!本当にありがとう!みなみ頑張ってみる!」
よぉし、頑張るぞぉ!ここの廊下を抜けたらバスケ部の部室があるはず。
みさくんなにしてるんだろ。放課後に会うのは久しぶりだからなんだか緊張しちゃうなぁ。
肩にかけたかばんをもう一度かけ直し少しだけ身なりを整えて歩き出す。下校時間をとうに越した今この廊下を歩く人は誰もいないわけでみなみの足音だけが響く。
星野「(ここが部室かぁ。あ、みさくんだ)」
ドアのガラス越しに美彩男の影を捉えた。
星野「(なにしてるんだろ。ちょっとだけちょっとだけのぞいてみたい)」
そう思ったみなみは部室のドアをそぉーっと少しだけあけてその隙間からみさくんをみてみた。
衛藤「…………………………………………」
ん?みさくんなんか持ってる?シュッシュッって音も聞こえるなんだろ。あ、音が無くなった。んー?服を畳んでるのかな?もっと…み…たい…
そう思っていたらギィーとドアが開いた。やばいどうしよう。前のめりになりすぎてドアのこと忘れてた!
衛藤「誰か…いる?」
衛藤「ん?…みなみ?」
ばれたぁぁぁぁぁ!どうしよう。なんでこんなところにいるとか思われちゃう。
星野「…………」
衛藤「なんでここに…?」
星野「みさくんっ」
ずっと会ってなかったからかなぁ。寂しかったからかなぁ。なんか放課後帰ってなかっただけで声聞いたら抱きつきたくなっちゃった。
衛藤「うおっ!みなみっ!?」
突然の出来事に驚きを隠せないみさくん。
衛藤「あ、待って!俺から離れて!」
星野「…いやっ!なんで一緒に帰ってくれないのか言うまで離さないもん」
離れてって言われても今日は七瀬ちゃんに頑張るって言ったんだもん。どんなに泣きそうでも引き下がらないもん。みさくんに離れてって言われてもなんでいうまで…
衛藤「待って待って泣かないでみなみ!分かった分かった言うから…」
そういうと「ここに座って」とタオルを敷いてくれたみさくん。そして恥ずかしそうに口を開いた。
それをみながら私はみさくんが発する言葉を聞き逃さないように彼の顔を見つめた。
衛藤「…一緒に帰らない理由は」
星野「うん。」
衛藤「…笑わない?」
星野「うん笑わないよ?」
衛藤「…その…臭いのことなんだけど」
ん?臭い?なんのこと?
みさくんはやたら恥ずかしいのか小さい顔を大きな手で隠しながら話を進める。
衛藤「ほら…俺ってバスケ部だしたくさん汗とかかくからみなみと帰ってるときに臭いとか思われたらやだなーとか思って…。汗臭いとかで嫌われるのとかやだったから」
星野「…それだけ?」
衛藤「…いやなんか姉貴達が『彼氏が汗の臭いとかやだよねー』みたいな話してたからもしかしたらみなみも嫌なのかなーって思って…」
みさくんそうとう恥ずかしいのか耳まで真っ赤にしてる。
星野「それでここでなにしてたの?」
衛藤「いやあの…体拭いたり、練習着リ〇ッシュかけたりしてたよ」
星野「…よかったぁー」
衛藤「え?」
星野「もうっ!心配したんだよ?全然みなみと帰ってくれないから。…飽きられちゃったのかなぁって思って。ずっと七瀬ちゃんに相談してたんだから」
衛藤「えぇ!?俺が?みなみに飽きる?ないないないない」
星野「でもみさくん。かわいいね匂いきにするなんて(笑)」
衛藤「うっせーなー笑わない約束だろー」
星野「匂いなんて気にしないよ?だしみさくんの匂い好きだし」
衛藤「だから気にしたんだろ。前みなみがみさくんの匂いすきーって言ってくれたからもっと汗臭いのとか気にしたんだよ」
星野「えへへ。意外だなぁみさくん。かわいい。」
衛藤「かっかわいいって…。だから言いたくなかったのに…」
あ、そういえばみさくんかわいいって言われるの好きじゃないんだったね。美彩男って言う名前を女の子っぽいから好かないって言ってたし。でもみなみはみさくんの名前好きだからみさくんって呼んでるのに。
衛藤「俺はみなみの前ではかっこいい俺でいたいのぉ!」
星野「うふふ。もう十分かっこいいよ?」
衛藤「なっ!そういうこといわなくていいから!」
星野「え?言わなくていいの?」
衛藤「っ!そういう意味じゃないですぅ!」
みさくんやっぱりかわいいなぁー(笑)本当にいつもはかっこいいのにこういう随所随所でかわいいとかもっと好きになっちゃうよ
星野「ていうかみなみ汗とかきにしないからこれから一緒に帰ろ?」
衛藤「そりゃ俺だって一緒に帰りたいよ?…でもやっぱり」
星野「みなみがいいっていってるの!これ以上気にする必要ないから!ね!帰ろうよー」
衛藤「うん。わかった!みなみがいいっていうなら俺も帰りたい。でも…もし臭ったらすぐ言ってね」
星野「ていうかみなみあんまり制汗剤とか使って欲しくないんだけどなぁー?」
衛藤「ん?なんで?」
星野「だってみさくんの匂いなくなっちゃうじゃん!」
衛藤「え?あははははっ!なにその理由。…もしかして星野さん変態でいらっしゃいますか?(笑)」
星野「ちっちがうもぉーん!」
衛藤「んじゃ今日は一緒に帰ろっか」
星野「うん!みなみ心配させられて怒ってるんだけどなぁー。どっかよっていきたいなぁー」
衛藤「…なんなりとお申し付けくださいませお嬢様」
星野「んじゃぁ…」
よかったみさくんがみなみのこと飽きてなくって。これからかえれることになって本当にうれしいや。
後日、みさくんはかずやくんに盛大に笑われるのでした(笑)
end