ほんだな
□私だって
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京子side
「齊藤京子はグルーブ1のイケメン」
「かっこいい!!」
私は周りのメンバーみんなに、かっこいい、だとか、イケメン、だとか言われる。嬉しいんだけどね、別に。だけど、私だって女の子だもん。
さくら「あれ、今日京子かわいいじゃん、いつもかわいいけどさっ。」
クシャッとした笑顔でそう言って慣れた手つきで頭を撫でてくる同期のさくら。普段言われない、かわいい、を言ってくれる人。
さくら「え!京子メイクちょっと変えた??めっちゃかわいい似合ってるよ!」
ちょっとした変化だって気付いてくれる。女の子ってやっぱり気付いてくれるとすごい嬉しいじゃん。
さくら「京子〜。こっちおいで〜。」
京子『どうした??』
さくら「ん、ここ。」
と言って、自分の膝をポンポンしてるさくら。背を向けるようにして座ろうとしたら、「逆だよ〜」って楽しそうな声。大人しく向かい合わせに座ってみたら、私より背の高いさくらの目線がちょっと下にあって、上目遣いみたいになってる。かわいい。
さくら「京子はかわいいねぇ〜。」
なんて言いながら、頭を撫でたり背中ポンポンしたり。ずーっと私の顔見てるから、恥ずかしくなってきた。
京子『ちょっと、、そんな見ないでよ。』
さくら「いいじゃん、顔真っ赤だね、照れてんの?かーわいい。」
さくらはいつも私を甘やかしてくれる。かわいいだなんて、言われ慣れてないし、なんて返せばいいかもわかんないから、とりあえずこの熱を持ってる顔を見られないように、思いっきり抱きつく。
さくら「おぉっと。なに、甘えたさん??かわいいなぁ。京子は。」
京子『…っ。あんまり、かわいいって、言わないで…。』
さくら「最後の方聞こえなかったな〜。照れてる京子ほんとにかわいい。」