リボーン

□残酷な頼み-2
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骸「まさか・・・本当に死んでしまうなんて思いもしませんでしたよ沢田綱吉」

昨日、アジトで一緒に呑んでいた綱吉の声と表情を思い出して苦しくなる。
こんなことならどれだけ拒絶をされても、ばれないようについて行けば良かった。あんなあからさまに罠だと分かっている会談へ単身で行くことは、彼の恋人である雲雀以外のファミリーの皆が止めた。それを聞かずに一人で行くなど、私ならばばれないと伝えていたのに・・・。

雲雀恭弥が憎い、彼が止めていればボンゴレは一人では行かなかったのではないだろうか・・・一度決めたら折れない人だと分かっていても、綱吉を失った悲しみから綱吉が一人で行くことに反対もしなかった雲雀を責める気持ちが湧いてきてしまう。

彼に愛されていながら、彼の本心を知ろうともせずに嫉妬だけで跳ね馬に促されるがまま。意地を張ってボンゴレを失った馬鹿な男、本当に笑えて仕方がないですね。
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