リボーン

□残酷な頼み-2
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骸が姿を消し、クロームが横になって眠った状態で残された綱吉の部屋には、雲雀が出ていった後に再び飲み直したのかワインボトルを抱えて顔を赤くした綱吉が寝息を立てながら床に突っ伏して倒れていた。

雲雀は床に転がっている綱吉を見つけると、乱暴に引っ張り横抱きにして風紀財団の敷地へ連れ去って行った。

残されたディーノは、とりあえず半壊された綱吉の部屋からクロームを連れて出た。途中、山本に会ったところで彼にクロームを任せて、綱吉の右腕である獄寺や、綱吉と雲雀の間に関して詳しい草壁にロマーリオ経由で最近2人の間で何か変化は無かったか話を聴くことにした。

ツナは相手の意思に関係なく他人に譲るような事はしない。それにツナと恭弥は誰が見ても互いを想い合っていたはずだ。いきなり骸に乗り換えたなんてのもツナらしくない。絶対に何かあるはずだ。

可愛い弟分と愛する人でもある弟子の恭弥、二人のためにディーノは事の真相を調べることにした。


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