リボーン

□残酷な前夜-2
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綱吉「ぐっ・・・」

自室から風紀財団のアジトにある自分の部屋へと綱吉を連れてきた雲雀は綱吉を床に投げ、その上に覆い被さった。畳の上とはいえ投げられれば痛みがある。

雲雀「綱吉、君、何を考えているの」

君が仮死状態になる前の最後の夜だから、僕と二人で過ごしたいと思っているのかと思えば、他の男とキスをして、ねだって、更にはあの南国果実が本当は好きとか・・・何でそんな嘘をつくのさ。10年前の君が百蘭を倒せなければ、幼い君が殺されてしまえば、仮死状態では無く君は本当に死んでしまうんだよ。それなのに、なんで・・・。

床に投げた時に少し痛みを訴えた声を出しただけで、声をかけても未だ眠りから覚めない綱吉の頬を優しく撫でる。

雲雀「僕から離れないって約束したのに・・・罰を与えるよ」
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