02/28の日記

00:05
百合花学園〜瑠花の場合 5〜
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「瑠花センパイ……なんか、落ち着かなくて…また変…」
「どんな感じ…?」
「なんだろ…むずむず…ぴりぴり…?」
「さっきからずっと、足を擦り合わせてるわよ?」
「触られてるのは胸なのに…なんでか下の方がぴりぴり…する」

お互いに『好き』を伝え合った日から、瑠花はスケジュールを調整し、毎日昼休みか放課後のどちらかで会う時間をつくる様になった。
旧校舎の玄関ロビーがいつもの場所だ。

『毎日触ってあげる』と言った通り、瑠花は毎日、環の肌に触れている。
脇の下からゆっくりと手を這わせ、背中にまわり背骨を伝うと、環は身を捩る。白い膨らみを掴み揉み上げ、先にある赤い突起を指先で弾いてやると、小さな喘ぎと共にその身体がぴくりと跳ねた。

最初はくすぐったいと笑っていた環だったが、触れる度に別の感覚が芽生えてきた様で、身体が熱を帯び、赤く染めた頬と潤んだ瞳で瑠花を見上げてくる。

…自分の指や舌で、環は初めて快楽を知り、身体で覚えていくのだ。
瑠花はその事が嬉しくて仕方ない。

瑠花は、環の太ももに片方の手を伸ばした。
乳房と同じく、白く滑らかな肌。
するするとその手を這わせ、股間に近付いては離れ…と繰り返す。

「ひゃ…あ、」
「環の肌は綺麗ね…気持ち良い」
「んん…っ、セ、センパイ…」

段々と際どい所まで擦られ、それでもまだ触れられずにいる股間が、ここへ早く来てと言わんばかりに突き出された。

「環…腰が浮いてる」
「う…っ、だ…だって、身体が勝手に、」
「環の太もも、まだ触っていたいんだけどなぁ…」

瑠花はソファーから下り環の足を開くと、膝をついてその間に入り込む。
更に両手で太ももを愛おしそうに撫で回し、ちゅ、ちゅ…と、舐めては時々吸い付いていく。
つい、首筋よりも先に付けてしまった…と、太ももに残った複数の赤い跡を見て瑠花は思ったが、問題ないだろうと黙っておく事にした。

「ひぁ…あ、は…」
「ああ、環の下着…見ただけでもう濡れてるの分かる…」
「え、濡れてる、の?」
「自分の指で触ってみたら?」

ええっ…と小さく叫びながらも、環はおそるおそる、自分の指をそこへ近付けていく。

「ホントだ…自分だけじゃあんまり濡れなかったのに…」
「下着汚しちゃうね、やめる?」
「えっ……」

突然の瑠花の言葉に、環が目を見開いた。
やめちゃうの?とでも言いたそうな、分かりやすい表情が可愛らしい。

「どうする?」
「…えっと、今日は、もう帰るだけだから…その、」
「続きしても良いんだ?」

こくりと頷いた環からは、やっぱり可愛いの言葉しか浮かばない。
焦らずゆっくりと女の子の身体を教えて、環が瑠花にも触れたいと思うようになったら。
そうしたら、お互いの首筋へ、一緒に印を付けようと考えていた。

まだ、テクニックなど分からない環でも。
環に触られることを想像をするだけで…瑠花はそれだけで身体が火照る。
実際にこの可愛らしい指でつつかれたら、きっとその瞬間にイッてしまう。

「我慢できないかも」
「え?」
「この先に進んだら、環がイクまで止めてあげられない…多分」
「そ、そうしたら…」
「印…私が先に付けちゃうわよ」

ぶわわ…と顔を更に赤くした環は、口をパクパクさせたかと思うとゆっくり俯いた。

「…環?」
「ほんとは…分かってる、瑠花センパイには絶対敵わないから…格好いい所か天然って言われるし」

環が「はは、」と眉を下げて力なく笑う。

「忙しい父や兄たちの役に立とうと思って、なんでも出来るふりして、でもやっぱり何か抜けてて…迷惑かけてる」
「あら…だから愛されてるのよ」
「え?」
「一生懸命だから。出来ないからじゃなくて、精一杯頑張ってるから」
「……」
「まあ…方向音…なかなか目的地に辿り着かないのは仕方ないとして」

環が、それは仕方ないんだ?と言うように首を傾げた。

「じゃ…ね、環……ここ、触って」

瑠花は環の手を取ると、そのまま自分のスカートの中に誘い入れる。

「ちょ、センパイ?」
「ホラ、指伸ばして…」

環の指が瑠花の下着に触れると、自分と変わらない位に濡れているのが分かった。

「わ…?」

手を握られたまま指が上下に揺らされ、下着の上から瑠花の股間の感触が。
熱く、柔らかく、指を強く突き出すとそのまま飲み込まれるだろう部分が、指先から伝わってくる。

「…んん…っ」

瑠花が小さく喘いだ。
環の身体中がまた熱くなり、手のひらが汗ばむ。

「セ…センパ…っ、」
「ここ…」

指を一本、ある部分にあてがわれる。
ぴょこ、と小さく尖っているそこは、もちろん環にもあるが。
なんとなく、環自身では避けていた所だ。
瑠花の誘導で、その指をぐりっとおしつけた時。
瑠花の身体がビクリと跳ねた。

「……!」

もっと、という様に、頬を染め視線を合わせてくる瑠花に、環はぶるりと身体を震わせた。
もう一度、指に力を入れ回してみると、今度は瑠花が小さく震える。
グリグリグリグリ。
力の加減が良く分からないが、瑠花の初めて見せる姿をもっと見たくて、続けて弄ってみる。

「あ…はっ…ぁ…んんっ、」
「瑠花セン、パイ…っ」

環の前に膝を立てた状態の瑠花は、自分の身体を支えようと、環の太ももに両手を乗せる。
その手にぎゅっと力が込められ、時折ビクッと身体が反応している。

「センパイ…やば…」
「環に…っ触られてる…って思っただけで、もう…ぅんっ…んあ…っ」

自分の指一本で、あの瑠花が喘ぎ声を出し震えている。

……これは堪らない。

こうなると瑠花の濡れた下着の中が気になり、恥ずかしさも忘れ手を滑り込ませた。

ぬちゅ、ぬちゃ…

熱い下着の中はぬるぬるとしていて、それが指どころか手全体にまとわりついてくる。
はぁはぁと荒い息遣いが頭に響き、環は自分が何をしているのか、もう分からなくなってきた。
ひたすら、ぬちゃぬちゃぴちゃぴちゃと音を立てながら瑠花の股間をまさぐり、時々突起に戻りそこを刺激する。

「環…っ、もう、イキたい…な…」

瑠花が瞳をうるませ見上げてきた。
環はこくりと頷き、ぷくりとした突起に液をまとわせ更に弄ってやる。

「あ…あ、あぁ…っあ、」

瑠花は高い声を上げ、環の太ももの指先に力を込めると、大きく何度か身体を震わせた。



「センパイ、今の…」
「環……っ、」

瑠花は暫く息を整えると、まだ濡れたままの環の手を掴み、太ももに塗りたくる。

「私の匂い、環につけちゃおう…次は…環の番よ」

瑠花は環の隣に座り直し、唇を重ねる。
ぬるりと舌を滑り込ませ、お互い絡ませるうちに、頭がぼおっとしてくる。

放り出されたままだった乳房を揉まれ、きゅっと乳首を摘ままれたら、また下腹部にジリジリとした感覚。

「ん…んぅ…っ」

乳房を離れ、脇の下から腹部を擦られると、思わず身を捩った。
腰が浮いたと同時に背中に瑠花の手が回り、お尻辺りがゾワゾワとしてくる。

「ひゃう…っ」

思わず口を離し高い声をあげた。

「ふふ…良い声。私も環のここ、触っても良いよね?」

スカートを捲り、ベルトに押し込むと、環の淡い下着が晒される。
すすす…と瑠花の指先から手首までが滑り込んだ。
さっきまで環も瑠花にしていた事だが、こうして見ると凄く恥ずかしい。
瑠花の手の動きに合わせ、下着が波打っている。

「環、さっきの、気持ち良かった…同じ事してあげる」
「ひゃ、ひゃい…っ」
「…聞こえる?」

瑠花が指で叩くようにすると、それに合わせて響いてくる。
聞き覚えのある、ぴちゃぴちゃ、くちゅくちゅという音。

「〜〜〜っ」
「恥ずかしい?顔、隠さないで」
「だって…」
「じゃ、自分の乳首摘まんでて?離したら駄目よ」

ええ…っと言いつつ、その通りにした途端、瑠花が下着の下で動き始めた。
上下にぬるぬると擦り、途中で指先が中に入りそう…になり、環がビクリと震える。
そんなことを繰り返されると、不安だけどちょっと期待してしまったり。

「…指、挿れてほしい?」
「へぁ…っ?いや、あの、まだ…」
「環の中、気持ち良いんだろうな…」
「…っ、わ、わわっ…で、でもっ」

…なんで考えてた事が分かったんだろう。
慌てふためく環を見て、瑠花が笑う。

「そうね。それはまた今度…今日はこっちで気持ち良くなって」

まずは一度イッてみましょう!と言いつつ、瑠花の指がグリグリと攻めてくる。
想像していたものよりずっと、強い刺激に驚き、環は声をあげた。
このままいくと、何が起こるのか。
環が瑠花に同じ事をした時。
脱力する直前、瑠花の身体が何度も跳ねていた様に見えた。

「セ、センパイ…何か、なに…っ」

足先から何かが波のように押し寄せてくる。
息が途切れ、何度も身体が勝手に震える。

何かが走り去り、一気に力が抜けていくのを感じながら、さっきの瑠花も同じ何かを感じてくれたのかな…と、環はぼんやり考えた。






つづく!

長くなってすみません。

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