03/18の日記

00:24
頑張れお嬢様
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「あの…ありがとうございました…っ」
「いいえ、良いんですのよ、間に合って良かったわ」
「お強いんですね、男三人をあっさり倒してしまわれて」
「まあ、これくらいは身につけておかないと」
「ああ、お嬢様は色んな人から狙われるのでしょうね。格好良かったです!」
「そ、それほどでも…」
「でもなぜ、私がこの路地裏に連れ込まれた…って、」
「え?あ、ああ、たまたま見掛けたの。ほら、そこのコンビニに寄ろうと思って…」
「そうなんですか…お嬢様もコンビニとか行かれるんですね」
「そ、そうよ。色んな店に行くわ、巷で何が話題なのか知っておきたいから」
「流石ですね、そうやって事業の発展を…」
「それより、ほら、ブラウスのボタンがまだ外れたままですわ」
「あ、すみません」
「もう遅い時間なのに、一人で歩いてるから…家まで送るわ、車を待たせているから」
「いえ、大丈夫です、もう近いので」
「駄目よ、また狙われたらどうするの」
「地味な私を狙うなんて、暗いから顔も見えなかったんですかね」
「地味だなんて…貴女、そんなに可愛いらしいのに……いえ、そんな事ありませんよ。自分を大事にしないといけませんわ」



(い、言えませんわ、わたくしが貴女のストーカーだって事。
一目惚れして、暇さえあれば後をつけてるとか。貴女を守るために強くなったとか。
こんなに可愛い顔をして、身体も魅力的なラインをしているのに自分で分かってないなんて、わたくしが守るしかないじゃない?
乱れたブラウスから見えそうな膨らみ…鼻血が出るかと思ったわ。罪な人。
いっそ、ウチの会社で雇おうかしら。ああ、わたくしの秘書が良いわね、この前お父様が専属の秘書を雇って良いとおっしゃったから。
そうしたら側に居れるし、こうして後をつけなくても安心ね……別の意味で仕事が手につかなくなるかもしれないけど。
……ああ、でもやっぱりお嫁さんが良い。この美しい素肌に触れられるもの。まずは秘書で迎え入れ、口説いていくわ。いつか現実にしてみせる…!)




大企業のお嬢様と、普通の会社員の女性のお話(笑)
とりあえず、秘書の話は近々実現しそう。
いつかイチャイチャ出来る日がくれば良いですね。
女性はちょっと天然っぽい感じ。
頑張れお嬢様!!

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