Short novel
□五月の空、生誕の女王
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そして現在に至る。
「…とは言ってもな…プレゼントって何買えばいいのかなぁ?」
母親以外で異性に贈り物をするなど、綱吉にとって初めての事だった。しかも相手はあの雲雀だ。生半可な物なら決して喜ばないだろう。
「…リボーンは『お前からなら何でも喜ぶぞ』って言ってたけど…」
とてもそうとは思えない。綱吉の眉間の皺が深くなる。
「……ヒバリさんも女の子だし、アクセサリーとかの方が良いのかな?」
付けてくれるかは別として、残る物の方が喜ぶのでは…早速アクセサリーショップに向かう事にした。
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「…うわぁ…」
店内にあるアクセサリーの多さに、綱吉は絶句する。
(迷うなぁ…)
とりあえず、品物を一通り見て回ってみる。