Long novel(10years later)
□第5話
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その顔には強い決意が滲む。
(負ける訳にはいかない)
「――『黒』を勝利へ導くのが僕の使命だ」
優弥は足早に部屋を後にした。
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「……風紀財団!?」
「うん」
驚く綱吉に相槌を打つ雲雀。綱吉は雲雀から10年後、彼女が何をしていたのかを聞いていた。
風紀財団とは、並盛中学風紀委員を母体に雲雀が創設した秘密地下財団であり、ここは日本における研究施設の一つだ。
また、ボンゴレの地下アジトとこの施設は扉一つで繋がっているのだが、不可侵規定により今日まで扉が開いた事は無かったと言う。
(Σまだ風紀委員関係してんの―――!?)
綱吉はただただ唖然とするばかりだ。
「…まあ、不可侵規定にも例外はあるんだけどね」
「…えっ!?」
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