Long novel(10years later)

□第3話
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炎をイメージしろ。


死ぬ気を炎にするイメージ、「覚悟」を炎に変えるイメージだ―――



《第3話》


「……どうなってやがる?」

獄寺は困惑気味に呟いた。

…ヤバい。ヤバすぎるだろこの状況…

「獄寺!何してんだこんな所で?」

「探してたんですよ?」

嘘だろ…


「――何でコイツらまで10年後に来てんだよ!?」

戦闘中、この場にいた山本、ハル、ランボ、イーピンが10年バズーカにより過去から入れ替わってしまったのだ。

(ナリが変わった?)

野猿もまた、事態が呑み込めず首を傾げる。

最悪の事態に獄寺は唇を噛む。

…これしか…!

「――いいかお前らよく聞け!!とにかく逃げるんだ!!」

獄寺が力の限り叫ぶ。しかし、事態を把握できてない山本達はキョトンとするだけだ。
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