Long novel(10years later)
□第6話
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大空を守護する者よ。
貴様に覚悟はあるか。
もし貴様に覚悟があるのなら―――…
我らはボンゴレの証、大いなる力を与えよう―――
《第6話》
早く脱出しないと死ぬ…雲雀の言葉に球針態に閉じ込められた綱吉は焦りの色を浮かべる。
「10代目を殺す気か!?出しやがれ!!」
憤る獄寺の声が聞こえる。大丈夫だと言って安心させようと口を開くが、
「弱者が土に還るのは当然の事さ」
雲雀の声に開きかけた口を止める。
そして…
「――第一、沢田綱吉を殺す理由があっても生かしておく理由が僕にはない」
心が凍った、気がした。
「………」
雲雀は呆然と立ち尽くす獄寺達を面白そうに眺める。
自分を敵と認識した二人の顔。
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