Long novel

□第3話
1ページ/13ページ

昔話をしてあげる。


昔話を君にだけ。


それは幼い頃の物語。


ねぇ、君は信じる?


…幼い僕は、まるでお城に閉じ込められたか弱いお姫様だったんだ――――。


《第3話》


「…何なのこの病院」

ブツブツと前を歩く看護士に気づかれぬよう呟きながら、綱吉は病院の廊下を歩いていた。

この日、綱吉はディーノの特訓によりケガを負い、並盛中央病院に入院していた。

しかし様々な要因により、看護士達により病室の転々と移動させられてしまったのだ。(別に綱吉は悪くない)

実際に今も別の病室に移動させられている。
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ