Long novel
□第3話
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昔話をしてあげる。
昔話を君にだけ。
それは幼い頃の物語。
ねぇ、君は信じる?
…幼い僕は、まるでお城に閉じ込められたか弱いお姫様だったんだ――――。
《第3話》
「…何なのこの病院」
ブツブツと前を歩く看護士に気づかれぬよう呟きながら、綱吉は病院の廊下を歩いていた。
この日、綱吉はディーノの特訓によりケガを負い、並盛中央病院に入院していた。
しかし様々な要因により、看護士達により病室の転々と移動させられてしまったのだ。(別に綱吉は悪くない)
実際に今も別の病室に移動させられている。